第二次世界大戦前の満州国を舞台に、主人公がヒロインらと共にアヘンの密造に手を染める姿を描いたクライム・サスペンス漫画の「満州アヘンスクワッド」。
単行本の累計発行部数は200万部を突破するなど、人気作品となっていますが、なぜか打ち切りが囁かれているようです。
そこで今回は、打ち切り説の理由やアニメ化・ドラマ化の予定、最新話の情報を調査していきたいと思います。
満州アヘンスクワッドの打ち切り理由は?
結論から言いますと、満州アヘンスクワッドは打ち切りになっていません。
2024年7月現在も連載されており、2024年7月5日には17巻発売されており、2024年10月4日には18巻が発売予定です。
満州アヘンスクワッドが打ち切りと言われる理由
現在でも連載、新刊が発売されている満州アヘンスクワッドですが、なぜ打ち切り説が浮上したのか?
ここでは、打ち切り説が浮上した理由について探ってみました。
過激なシーンが多いから
まずは、実際に歴史上で問題となったアヘンと満州が題材になった漫画であることが関係していると思われます。
アヘンや満州についての歴史的な闇は日本史においてもディープなものであり、題材にするにはかなり思い内容です。
そのため、積極的に語られることはなかったですし、義務教育でも流す程度に勉強するだけでした。
実際に題材が不適切や、教育に悪いという声も浮上していたとか。
また、アヘンを使用した人のなれの果てが描かれていたり、日本人である関東軍が中国人に対して残酷な拷問をするなど、かなり過激なシーンも描かれています。
残酷な描写やグロいシーンも多いため、苦手な人にはトラウマになってしまうことも考えられます。
結果、批判的な意見が多いかもしれないという憶測が打ち切り説を呼んだのかもしれません。
コミックdaysからヤングマガジンへ移籍で勘違い
満州アヘンスクワッドは2020年4月9日に「コミックDAYS」にて連載を開始し、2021年9月16日まで連載されていました。
しかし、2021年9月18日発売の43号より「週刊ヤングマガジン」に電撃移籍し、連載を再開しています。
コミックDAYSで満州アヘンスクワッドを購読していた人からすると、急遽連載が無くなったということで打ち切りになったのではないかと勘違いされた可能性がありそうですね。
休載していたから
満州アヘンスクワッドは人気漫画でありながら、2023年10月2日発売のヤングマガジン44号から2023年11月6日発売の49号まで休載になったことがありました。
その理由は、作家である鹿子先生の目の異常です。
鹿子先生によると、2023年4月頃より右目の視野に欠損、歪みなどの異常があり検査をした結果、治療が必要な病気であることが判明したとのこと。
そのため、連載の休載を決定したそうです。
約1か月間休載したため、その理由を知らなかったファンからすれば打ち切りになったと考えた可能性もありますね。
満州アヘンスクワッドとは
打ち切り説が囁かれていた満州アヘンスクワッドですが、実際は打ち切り説が完全なる噂で、現在でも人気連載中です。
ここでは、満州アヘンスクワッドのあらすじやモデルになった実話、面白いと言われている理由や口コミなどを紹介していきます。
満州アヘンスクワッドのあらすじ
昭和12年、関東軍として満洲国に移住してきた日方勇は、察哈爾での軍事演習中、砲撃に巻き込まれた中国人の少年を助けようとしたところ、隠し持っていた銃で撃たれ、右目を失明する。戦力とならなくなった勇は、前線から強制的に撤退され、満蒙開拓義勇軍への転属となるが、彼の母親がペストに感染してしまう。母親の命を助けるために大金が必要になった勇は、偶然にも陣内が管理している阿片芥子の栽培場を発見し、勇を口封じしようとした陣内を殺害し、商売目的で阿片を製造することを決める。その後、勇が精製した阿片を麗華が経営するアジトに持っていき、金銭交換を要求するが、麗華はその阿片に目をつけ、勇と共に阿片の製造をすることを決意する。
引用元:Wikipedia
2020年4月9日から連載が開始され、2020年8月11日からコミックが発売開始となりました。
2024年7月時点でコミックは17巻まで発売されており、今後も発売される予想です。
満州アヘンスクワッドのモデルになった実話は?
満州アヘンスクワッドの物語はフィクションなので、モデルになった実話はないと言われています。
しかし、登場する組織や人物の中には実在したものもあるということで、以下にまとめました。
大日本帝国陸軍の総軍の一つで、関東都督府の守備隊が前身。
満州事変を引き起こして満州国を建国し、日満議定書後は満州国の首都である新京に移転した。
満州アヘンスクワッドで主人公の日方勇が所属していた。
中国の清・民時代の秘密結社。
大運河の漕運労働者の自衛組織から発展。
上海を拠点に勢力を拡大し、政治にも影響力を持った。
アヘン売買で巨額の利益を生み出した人物。
上海で三大ボスとして、その中でも最大の勢力を誇り、名をあげた。
青幇の三大ボスの一人で、杜月笙とともにかつて上海を支配した人物
中国の清末期から中華民国時代にかけて活動して秘密結社。
満州アヘンスクワッドが面白いと言われる理由
満州アヘンスクワッドが面白いと言われている理由は以下の3点です。
・緊迫感あふれる展開力
・ハイレベルな画力
・時代背景の描写
主人公の勇を中心に、アヘンの密造を巡る激しい攻防が描かれており、常に緊張感漂う展開が読者をひきつけます。
また、作品の背景となる満州国の情景や、キャラクターの表情、アクションシーンなど細部にまでこだわった緻密な作画が特徴です。
第二次世界大戦前夜の満州国という歴史的な舞台設定が、作品の世界観を一層引き立て、アヘンが蔓延する当時の社会情勢が丁寧に描かれています。
他にも、
推理小説ファンならではの視点が面白い
といった声が寄せられています。
上記のような魅力が相まって、高い評価を得ている漫画といえるでしょう。
満州アヘンスクワッドの口コミ・レビュー
最初の数話だけでもかなり精神的に堪える描写があります。
「苦手な方はご注意を」と書きたいところですが、当時の日常・出来事をノンフィクションではないとしてもかなり忠実に描いていると思います。
この時代の書物や当時を伝える作品(日本観点、中国観点の両方)を読むとこの作品が必ずしも大袈裟に、そしてイタズラにグロく描いていないことが分かります。ストーリーは「生きる」「守る」ということを改めて意識させるような力強さを感じさせます。
生きることと大切な人を守ることが難しい時代だからこそなのでしょう。…と、そんな視点で読むと面白味が違ってきます。現代では映画化は難しいかもしれませんが、この作品が30年以上前のものだったら間違いなく映画化されていたかもしれませんね。
引用元;めちゃコミ
この時代のことをあまり知らない方にも分かりやすい作品だと思うのでおすすめです。
私は、実際の満州のことを知っている訳ではないけれど、 この作品で、満州の悲惨さ、戦争の悲惨さ、人間の欲望の恐ろしさ等、よく描けていると感じます。
引用元:めちゃコミ
阿片は一時の極上の快楽を与えてくれるのでしょう。
なかなか残虐な描写が上手すぎて、読むのが怖くて仕方ないのですが、次が読みたくて読みたくて‥‥ビビりながら読んでいます。
今まで読んだ事がないジャンルだけど、凄く気になってしまい、沢山課金してしまいました。
あの時代の怖い思い、色々分かりました。
アヘンを作るなんて、犯罪だけど、母の病気を助けたかった&妹や弟の生活費を稼ぎたかった勇の気持ち分かる。そして、勇と一緒になる仲間達それぞれに魅力があり、この人達が無事であります様に!!って祈りながら読んでました。
怖い場面&ハラハラ場面も、たくさんあるけど、歴史の勉強にもなりました。
引用元:めちゃコミ
あまり詳しく知らない時代が舞台となっているだけあり、勉強になったという声が多く見られています。
中には目をそむけたくなるような描写もありますが、次が早く読みたくなるほどの中毒性がある作品だといえるでしょう。
満州アヘンスクワッドのリーファが死亡?
結論から言いますと、リーファは死亡していません。
リーファは本作でヒロインを務めているキャラクターで、ビジュアルが良く頭の回転も早い、思いやりがあるなどの魅力を持っている人気キャラです。
まだ最終巻も発表されていない中、ヒロインが死亡するなどとても悲しいことですよね。
では、なぜリーファに死亡説が浮上したのか?探ってみたところ以下の理由が浮上しました。
・婉容がリーファではないかと言われたから
・死にかけたことがあるから
満州アヘンスクワッドの1巻の冒頭で満州国最後の皇后である婉容が獄中で死亡したという場面が描かれていました。
獄中の婉容は死ぬ直前に裏で満州を牛耳っていた主人公である勇に会いたいと言っていたため、婉容は将来のリーファの姿なのではないかという声が挙がったのです。
結果、リーファは監獄で死亡するのではないかという説が浮上したと思われます。
また、これまでにリーファは5巻で銃撃戦が繰り広げられた際、肩を打ち抜かれ化膿による発熱で倒れたことがありました。
7巻で医者の治療により回復したのですが、リーファが倒れた場面を見て死亡したと思った方が多かったのかもしれません。
満州アヘンスクワッドはアニメ化される?
満州アヘンスクワッドは人気作品ではありますが、現時点でアニメ化されるという情報はありません。
しかし、ネット上ではアニメ化を望む声が多数出ています。
昨今は人気漫画がアニメ化されることも多くなっていますが、コメントにもあるようにアヘンが内容の中心となっているだけにアニメ化するのは難しいのではという見解です。
満州アヘンスクワッドはドラマ化される?
満州アヘンスクワッドはアニメ化されるという情報もないことから、現時点でドラマ化されるという情報もありません。
しかし、アニメ化同様、ドラマ化を望む声が多数挙がっています。
内容的にどうしても民放では放送が難しいと考えている方が多いため、Netflixなどの動画配信サービスでのドラマ化を望んでいる方が多いことが伺えますね。
アニメ化もドラマ化も現時点では難しいと思われる内容の漫画ですが、それが叶う時が来たらかなりの話題性となるのではないでしょうか。
満州アヘンスクワッドの最終回は?
満州アヘンスクワッドは現在も連載中ですし、コミックも2024年10月まで新刊の発表が予告されていることから、最終回はまだ先であるといえるでしょう。
しかし、既に最終回予想されている方がいるようです。
どんな最終回になるのか…
今から楽しみですね。
満州アヘンスクワッドの最新話はいつ?
満州アヘンスクワッドは週刊ヤングマガジンで週に1度最新話が連載されています。
週間ヤングマガジンは毎週月曜日発売です。
また、コミックでは2024年7月5日に最新刊である17巻が発売されました。
コミックの最新刊である18巻は2024年10月4日頃の発売予想となっており、16巻の発売は2024年4月5日だったことから、3か月に1度のペースで最新刊が発売されると考えられます。
「満州アヘンスクワッド 打ち切り 理由」を調べている人がよく思う質問
最後に満州アヘンスクワッドの打ち切り理由について調べている人がよく思う質問について答えていきましょう。
まとめ:満州アヘンスクワッドは打ち切りにはなっていない
今回は、満州アヘンスクワッドの打ち切り説についてまとめてきました。
結論は満州アヘンスクワッドは打ち切りにはなっていません。
現在でも連載中ですし、新刊も発売されています。
内容はアニメ化もドラマ化もできないほど過激なものとなっていますが、とても人気作ということで、今後もファンは増え続けるのではないでしょうか。
コメント