gmailは一人でいくつもメールアドレスを持つことができ、利用シーンに合わせて使い分けが可能です。
しかし、Gmailなどのアドレスは“捨てアド”と呼ばれ、セキュリティの観点から心配なこともあるでしょう。
では、実際に捨てアドだと何かまずいことはあるのでしょうか?
今回は、捨てアドを作る場合のリスクや、他人にバレるのかなどをご紹介していきます。
捨てアドを作る場合のリスクとは?
捨てアドは一人でいくつも持つことができ、シーンに合わせて使い分けができるため便利ですね。
しかし、無料で作れる捨てアドはリスクはないのでしょうか?
まずは、捨てアドとはそもそも何なのか、作る場合のリスクなどを見ていきましょう。
捨てアドとは?
捨てアドは「使い捨てメールアドレス」の略です。
フリーメールアドレスとも言います。
名前のとおり、使い捨てできるメールアドレス、フリー(無料)で作れるアドレスで、誰でも無料で作ることができます。
そのため、仕事用やプライベート用と分けることができ、受信トレイ内がごちゃごちゃになることがありません。
また、ネット通販などの会員登録に必要な場合も、自分の電子メールアドレスを登録しなくてもいいため安心です。
使い捨てアドレスとして多くの方が利用していますが、メインとして使っている方もいます。
捨てアドという名前ではありますが、用途に合わせて使い分けができ、メインのアドレスとして使用することも可能です。
捨てアドから個人情報が特定できる?
捨てアドからも個人情報の特定は可能です。
近年、SNSやインターネットが盛んになりましたが、誹謗中傷などの心無いコメントを送る人もいて良いことばかりではありませんね。
その結果、個人情報の開示請求をして訴訟を起こすケースも増えてきています。
そんなときに「捨てアドだと開示請求しても個人情報が特定できないのではないか」と心配になることもあるでしょう。
しかし、捨てアドであったとしても個人情報の特定はできます。
ただし、普通に使っていた場合は他人にバレてしまうことはありません。
開示請求などがされない限り、通常の連絡に使っていても個人が特定されることはないので安心してください。
捨てアドを作る場合のリスクとは?
捨てアドを作る場合のリスクは、一部セキュリティに疑問があることや、一定期間でメールが読めなくなる可能性です。
有名で利用者が多い捨てアドでは、gmailやYahoo!メール、Outlookなどがありますね。
しかし、捨てアドが作れるのはこれらだけではなく、たくさんのサービスがあります。
中には受信トレイが保護されていない場合などもあり、セキュリティ面では不安があるものもあるのです。
そのため、メールアドレスを知っている人物ならメールを読めてしまう、なんてことにもなりかねません。
また、捨てアドに届いたメールは一定期間で過去のメールは読めなくなる仕様のものもあります。
その結果、大事なメールが読めなくなり、仕事などに支障をきたす可能性もゼロではありません。
このように、捨てアドを作る場合のリスクは多少なりともあるため、利用シーンによっては気をつけなければなりません。
gmailの捨てアドはバレる?原因は?
gmailの捨てアドは、仕事やプライベートで多くの方が利用しています。
しかし、gmailも場合によっては他人にバレる可能性があるため、注意しなければなりません。
ここからは、どんなときにバレるのかをご紹介していきます。
メール配信システムでエラーが発生する
メール配信システムでエラーが発生することで、読んでいないことがバレることもあります。
ネット通販の会員登録や、懸賞の応募などでgmailを登録する方も多いと思います。
しかし、通販サイトや懸賞サイトのメルマガなどは読まない人も少なくありません。
定期的に送られてくるメールが読まれていないと、自動的にgmail側で迷惑メールとして判断し受信トレイには届かないようになります。
場合によってはgmail側で読まれていないアドレスからのメールは受信をストップしてしまうこともあるのです。
その結果、送信側にはエラーでメールが返ってくるようになるため、送信側にメールを読んでいないことがバレてしまいます。
それでどうなる問題でもありませんが、送信側にも失礼なためメルマガ解除の手続きや退会の手続きなどをとったほうが良いですね。
メールの開封状況やクリックなどで判明する
メールの開封状況やクリックなどで、メールが読まれているかどうかがバレる可能性があります。
企業が送るメルマガなどは、その効果を測定するために開封状況などをチェックしています。
例えば、開封されているかどうかや、メルマガのURLはクリックされているかどうかなどを見ているのです。
そのため、開封されていないとバレてしまう可能性があります。
また、大企業からのメルマガは個人情報保護の観点から、詳細なデータを見ることはできません。
しかし、中小企業などからのメルマガは、メールアドレス単位で開かれているかどうかが確認できることもあります。
もちろんバレてどうなるものでもないですが、いらないメルマガは解除するなどしておいたほうが良いでしょう。
アカウントの稼働状況が著しく低い場合
アカウントの稼働状況が著しく低い場合、複数アカウントを所持していることがバレるかもしれません。
例えば、送信側が返信が必要なメールを送っていたにもかかわらず、受信側が何もアクションを起こさなかったとします。
しかし、他のメールや電話、SNSなどは連絡がつく場合はメールアドレスを複数持っていることが予想されるのです。
もしもそれが会社関係であった場合、連絡がなかなかつかない捨てアドを教えていると注意を受ける可能性もあります。
もちろん個人情報がバレるような心配はありませんが、捨てアドを利用していることで問題になるケースもあるため注意しなければなりません。
gmailから個人特定を警察はできるのか?
警察がgmailから個人を特定することはある条件のもと可能となっています。
例えば、脅迫まがいのメールが送られてきた場合や、犯行予告ともとれるメールが送られてきた場合などはメールアドレスから調べて個人を特定できます。
よく企業や学校などに届く爆破予告や、個人に届く誹謗中傷などはニュースになりますが、そこから犯人逮捕にいたるにはメールアドレスからの個人特定がされているのです。
そのため、もしもメールで何かしらの被害を受けた場合は、警察に相談することで解決に至ることもあります。
もちろん事件性がない場合は、警察であっても勝手に個人を特定することはできません。
gmailの捨てアドを削除する方法は?
gmailの捨てアドは、googleアカウントの削除でアドレスも削除することが可能です。
削除方法は以下のとおりです。
- googleアカウントの「データとプライバシー」を選択
- 「データとプライバシーのオプション」の中から「その他のオプション」を選択
- 「googleアカウントの削除」を選択
- パスワードなどを入力し、削除する
これで、捨てアドを削除することができます。
ただ、googleアカウント自体を削除しなければならないため、googleに入っている写真やカレンダーなどのデータも全て削除されます。
アドレスだけの削除はできず、アカウントごと削除しなければならないため注意してください。
削除されたアカウントは一定期間は保管されているため、復活させることも可能です。
ただし、期間が過ぎると完全に使えなくなってしまうため気をつけましょう。
gmailの複数アカウントを正しく管理する方法は?
gmailの捨てアドは、複数アカウントを簡単に管理することができます。
gmailには「エイリアス機能」というものが搭載されています。
この機能を使うことで、メインのアドレスに文字を加えたアドレスをいくつかもつことができます。
例えば、現在のgmailが「〇〇××@gmail.com」だった場合、@の前に文字を追加した似たようなアドレスをもつことができます。
エイリアス機能で作られたメールは、同じ受信トレイに入るため見逃す心配もありません。
また、すでに複数アカウントをgmailで作ってしまっている場合は、アカウントの追加をすることで簡単に管理できます。
通常gmailでは別のアドレスのメールを見る場合はログインし直さなければなりません。
しかし、アカウントの追加をすることで簡単に切り替えができ、ログインし直す必要もありません。
この方法は受信トレイも別になるため、メールをしっかり分けたい人におすすめです。
このように、gmailの複数アカウントは「エイリアス機能」もしくは「アカウントの追加」を使えば正しく管理できます。
gmailで複数アカウントの安全な作り方は?
gmailで複数アカウントを作る場合は、パスワードやセキュリティに注意することが大切です。
まず、パスワードは複数のアカウントで別々のものを使うようにしましょう。
間違っても全部のアカウントで同じパスワードを使うことがないようにしてください。
さらにパスワードは予測が難しいように、大文字、小文字、英数字、記号を混ぜ、12文字以上で作るのが理想です。
また、もしもアカウント情報が他人にバレてしまってもログインできないよう、2段階認証を設定しておきセキュリティを強化しておきましょう。
さらに、第三者のデータへのアクセスをオフにしておくことで、サイバー攻撃などを受けたときも安心です。
このように、パスワードやセキュリティを強化しておくことで、安心して複数アカウントを作って利用することができるでしょう。
「gmail 捨てアド バレる」を調べている人がよく思う質問
まとめ:
今回は、捨てアドについてご紹介してきました。
捨てアドは、普通に使っていれば個人情報がバレるようなことはあまりありません。
ただ、捨てアドであっても開示請求などで個人の特定は可能です。
また、メールを読んでいるかどうかは、メルマガの企業などにはバレていると思われます。
gmailは複数アカウント作ることができますが、正しく管理して安全に使用することが大切です。
正しい管理方法を行い、安全に使用できるようにセキュリティ強化を実施しておきましょう。
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