皆様は年収350万と聞いて、どのような印象を持たれますか?
「やばいくらい貧乏」との声もあるようですが、実際のところはどうなのでしょうか。
各年代で年収350万の人はどれくらいの割合なのかも気になりますね。
この記事では
・年収350万の年代別の男・女の割合
・年収350万はどんな仕事なのか
・年収350万での節約方法
などについて解説します。
年収350万はやばいくらい貧乏?
年収350万についてX(旧Twitter)では様々な意見が見受けられます。
そのため、年収350万は「やばいくらい貧乏」と一概には言えないかも知れません。
ただし結婚や子供を考えているのであれば、お金が足りないと考えられます。
都内で1人暮らしをしている場合も、貧乏と言えるかもしれません。
年収350万だと手取りはいくら?
手取りは給与の総支給額から税金や保険料を引いた金額で、年収350万だと手取りは約270万となります。
税金としては所得税、住民税などが挙げられます。
保険料としては健康保険、雇用保険、介護保険などが挙げられます。
年収350万の年代別の割合は?
年収350万(300~400万円未満)の割合はどれくらいなのかを紹介します。
年代別に紹介するので、ご自身の年代と照らし合わせて確認してみてください。
ちなみに国税庁の調査によると、2022年の平均年収は458万円となっています。
20代
約5人に2人は年収350万となりますね。
割合としても年収350万の割合が一番高くなっています。
30代
約10人に3人は年収350万となりますね。
こちらも350万の割合が最も高くなっています。
40代
約5人に1人は年収350万となりますね。
20代、30代と同様に40代でも、350万の割合が一番高くなっています。
年収350万の男女別の割合は?
続いては年収350万(300万以上~400万未満)の男女別の割合を紹介します。
20代、30代、40代では年収350万の割合が一番高かったので、そこそこ高い割合になりそうですね。
男女で割合に差が出るのか、出ないのかも気になりますね。
男性
男性の年収350万の割合は16.9%で、約450万に次いで2位の割合となりました。
ちなみに約450万は17.55%となっていて、この2つで年収の3分の1を占めることとなります。
20代~40代の割合と同様に、男性でも年収350万の割合が高いことがわかりました。
女性
女性の年収350万の割合は17.99%で、約150万、約250万に次いで3位の割合となりました。
ちなみに約150万は22.5%、250万は20.86%となっていて、この3つで半数以上を占めることとなります。
男女ともに年収350万の割合は、かなり高いことが分かりました。
年収350万ってどんな仕事?職業を調査
年収350万(300万円台)の仕事は、どのようなものがあるのか調べました。
・ルート営業
・販売職
・技能工
・総務人事
・経理
営業職や事務職をはじめとして、幅広い分野で年収350万の仕事があることが分かりました。
年収350万で一人暮らしできる?
ここまで年収350万の割合や職業、手取りを紹介してきましたが、年収350万で一人暮らしはできるのでしょうか。
家賃、食費、光熱費、税金・社会保険料の目安を紹介します。
一人暮らしを検討している方は是非参考にしてください。
家賃の目安
家賃は手取りの3分の1が目安と言われています。
そのため年収350万の家賃の目安は約7万円となるでしょう。
東京都心の家賃相場は7~9万円なので、東京都心で一人暮らしは難しいかもしれません。
食費の目安
食費は約3万円が目安となるでしょう。
食事量が多い人などにとって食費3万は厳しいかも知れません。
弁当や水筒を持参する、まとめ買いをする、極力コンビニを利用しない、安い外食チェーンを利用するなどして、食費を節約しましょう。
光熱費の目安
光熱費は2万円が目安となります。
最近は電気代の高騰もあり、光熱費の節約も必要になるでしょう。
電気やガスの契約の見直し、家電の使い方の見直しなどをすれば、光熱費も節約できます。
家電の使い方の見直しの具体例としては、以下のようなものが挙げられます。
・エアコン使用時は扇風機を使い、空気を循環させる
・電気ポットを長い間保温させず、使う時だけ沸騰させる
・炊飯後は保温せずにコンセントを抜く
税金・社会保険料の目安
税金・社会保険料は1ヶ月で約6万円、年間で約74万円かかります。
総支給額の75%~80%が税金・社会保険料のだいたいの金額と言われています。
詳しい金額を確認したい場合は、給与明細の差引支給額の欄をご確認ください。
年収350万で結婚・子供を持つのは可能?
ただし、両親の介護や老後に備えて十分な貯金を行う必要があるでしょう。
実家に住んでいたり、家を持っている場合にはパートナーに収入がなくても子供を持つのは可能です。
教育費の節約の為に、自治体の支援制度などを積極的に利用しましょう。
年収350万でやばいときにできる節約方法
年収350万だと場合によっては生活がカツカツになることもあるでしょう。
貯金ができなくなり、趣味などにお金がかけられなくなることも考えられます。
年収350万でやばいときにできる節約方法を紹介します。
ポイ活をする
キャッシュレス決済を利用すれば、サービスによっては利用金額の約1%が還元されます。
このポイント還元(ポイ活)を積み重ねれば、年間では大きな額になることでしょう。
現金での支払いよりも断然おすすめです。
クーポンを活用する
クーポンを活用して、買い物や食事の際に割引を受けるのもおすすめです。
ポイ活と同様に割引を積み重ねれば、かなりの額が節約できるでしょう。
クーポンアプリをダウンロードすれば、すぐにクーポンが入手できますよ。
App Storeなどで「クーポン」と検索してみてください。
外食を控える
外食を控えて自炊中心の生活に移行すれば、月に約2.5万円節約できると言われています。
自炊を行う際は以下のことを意識しましょう。
・月の予算を決めて、予算内で食材を買うようにする。
・スーパーのセールを活用する
スマホ代を見直す
スマホ代を見直すのも有効な方法です。
大手キャリアから格安SIMに切り替えれば、月に約4,000円以上節約できると言われています。
ギガが毎月余っている場合には、ギガが少ないプランに乗り換えれば、さらにスマホ代が節約できますよ。
保険を見直す
保険を見直すのも節約につながります。
あまり必要でない保険を解約したり、自動更新の保険料が増えていないか確認しましょう。
あまり必要でない保険としては、独身の人の死亡保険、若い時の医療保険などが挙げられます。
自動更新の保険の中には、年々保険料が上がっていくプランも存在するので、定期的に保険を見直すようにしましょう。
ふるさと納税をする
ふるさと納税をするのもおすすめです。
ふるさと納税をすると、住民税や所得税を節約できます。
返礼品として地域の名産品なども受け取れるので一石二鳥ですね。
まとめ
年収350万の年代別の男・女の割合、年収350万はどんな仕事なのか、年収350万での節約方法などを解説しました。
今回の記事の要点は以下の通りです。
・年収350万の男性の割合は16.9%、女性の割合は17.99%となっていて、そこそこ高い割合となっている。
・年収350万の仕事は、営業職、事務職、販売職、技能工など様々な仕事がある
・節約方法は様々で、ポイ活をする、クーポンを活用する、外食を控えるなどがある
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