電気工事士は、ケーブルの接続や通電などの電気が正常に使えるようにする仕事をしています。
そのおかげで生活を便利にし、当たり前に電気が使えるのですね。
しかし、そんな電気工事士は「頭おかしい……」などと言われることもあります。
それはなぜでしょうか?
今回は、電気工事士が頭おかしいと言われる理由やイメージなどをご紹介していきます。
電気工事士は頭おかしいと言われるのはなぜ?主な理由5選
電気工事士がいることで、私たちは電気のある生活を送ることができます。
しかし、そんな大切な仕事をしているにも関わらず「頭がおかしい」という声もあるのです。
まずは、電気工事士が頭おかしいと言われる理由をご紹介していきます。
ガラが悪いイメージがある
1つ目は「ガラが悪いイメージがある」ことが挙げられます。
電気工事士は肉体労働なため、荒っぽいイメージを持つ人も少なくありません。
また、現場などでは短い言葉で的確に指示を出すこともあるため、強い言葉に聞こえてしまうこともあるでしょう。
そういったイメージから電気工事士は頭がおかしいと言われるようです。
確かに肉体労働で、時には強い言葉や大きな声を出すこともあるでしょう。
しかし、決してガラの悪い人ばかりというわけではありません。
あくまでも偏見なため、認識を改めたほうが良いですね。
危険を伴う仕事をしている
2つ目は「危険を伴う仕事をしていること」が挙げられます。
電気工事士は、電気に関わる仕事をしており、場合によっては感電の危険性もゼロではありません。
また、工事の場所によっては高所での作業もしなければならないこともあります。
携わっていない人からすると“危険”や“怖い”と感じるのも仕方ありません。
そういった危険を伴う仕事を敢えてしていることから、どうしても「頭がおかしい」と感じてしまうのかもしれませんね。
しかし、頭がおかしいは誉め言葉ではないですね。
電気が使えるのは電気工事士の方々のおかげであり、感謝の気持ちを強く持ったほうが良いでしょう。
体力的にきつい仕事をしている
3つ目は「体力的にきつい仕事をしていること」が挙げられます。
電気工事士は、室内での作業もありますが、外での作業も多くあります。
夏の暑い時期や冬の寒い時期など関係なく作業をしなければならず、体力的にもきつい仕事だと思います。
体力的にきつい仕事を自ら選びしていることもあり、「頭がおかしい」と言われてしまうのかもしれません。
しかし、先でも記した通り“頭おかしい”は誉め言葉ではありません。
彼らがいることで、私たちは日々の生活で電気を使うことができるため、感謝の気持ちを強く持ちたいですね。
労働環境が悪くても働いてる
4つ目は「労働環境が悪くても働いていること」が挙げられます。
先でも紹介したとおり、電気工事士は季節にかかわらず外での作業や高所での作業などをしなければなりません。
そのため、労働環境が悪いと感じてしまう方もいるでしょう。
確かに、冷暖房の効いたオフィスで仕事ができるのと比べれば労働環境は悪く感じるかもしれません。
また、そういった人から見れば「転職すればいいのに」と思うこともあるでしょう。
しかし、電気工事士は電気系を触るのが好きな方もおり、好きだからしていることもあります。
例え他人から見たら労働環境が悪くても、好きだから就いていることもあるのです。
電気工事士の見習い期間がきつい
5つ目は「見習い期間がきついこと」が挙げられます。
電気工事士の見習い期間は3~5年ほどで、一般的な会社員と比べたらかなり長いでしょう。
しかし、技術職と言われる職業にはよくあることで、失敗できないからこそ見習い期間は必要なのです。
また、見習い期間は給与が低いこともあり、初任給は16万円ほどなことも少なくありません。
だんだんと技術を習得していくことで給与は上がっていきます。
一般的な会社員と異なり、電気工事士は覚えることも多く安全に作業することも意識しなければなりません。
人から見れば見習い期間がきついと感じるかもしれませんが、電気工事士として一人前になるためには必要なことなのです。
なおさら、電気工事士の方々には頭が下がりますね。
電気工事士のイメージとは?
電気工事士はガラの悪いイメージなどから「頭がおかしい」と言われることがあります。
では、他にどのようなイメージがあるのでしょうか?
ここからは、電気工事士のイメージをご紹介していきます。
電気工事士はヤンキーが多い?
1つ目は「ヤンキーが多そう」といったイメージです。
実際、元ヤンキーだったという人もいるでしょう。
また、電気や機械をいじるのが好きな人が就いたり、非正規雇用が多いなどの点からヤンキーが働きやすく好む傾向もあるかもしれません。
そういったヤンキーが好む条件や働きやすい環境が揃っているのが電気工事士の仕事とも言えます。
しかし、ヤンキーだったとしても電気工事士の仕事は立派な仕事です。
特に能力を発揮しやすく、仲間や上下関係を大切にするヤンキーに向いているでしょう。
電気工事士にヤンキーが多くても決して悪い事ではありません。
電気工事士は底辺が多い?
2つ目は「底辺が多い」といったイメージです。
作業中は、高所での作業や危険を伴う作業もあるため、短いセンテンスで指示や意志疎通を図らなくてはなりません。
そのため、声が大きく怒鳴って聞こえ強い言葉を使っているように聞こえるかもしれません。
そういった点から「底辺が多い」というイメージがあるのかもしれませんね。
しかし、電気工事士は決して底辺ではありません。
特に資格を必要とし、職に就けたとしても長い見習い期間を要します。
電気などに関する知識や、作業の技術など覚えることは山ほどあり、誰でもできる仕事ではありません。
底辺が多いイメージがある方は認識を改める必要があるでしょう。
電気工事士はモテる?
3つ目は「モテる」といったイメージがあるようです。
電気工事士がモテる理由としては、資格をもっており将来的にも安定しているイメージがあるでしょう。
また、ゆくゆくは起業して社長になることだってできますね。
さらに電気や機械に疎い女性からすると、困った時にサッと直してくれるとかっこよく感じられてポイントが高いです。
そういった点からモテる職業でもあります。
ただ、電気工事士だから全員モテるわけではありません。
性格やフィーリングなどもとても大切なため、あまり期待し過ぎないようにしましょう。
電気工事士は怖い?
4つ目は「怖そう」といったイメージがあるかもしれません。
作業中は大きな声を出したり、短い言葉で指示を出したりすることもあります。
それが怒鳴っているような印象を受けるかもしれませんね。
また、電気工事士の中には職人気質で不愛想な方も少なくありません。
話してみると意外と気さくな方も多いですが、パッと見は怖いと感じるでしょう。
ただ、どの職業であっても怖いと感じる人はいます。
電気工事士だから怖い、というわけではないので、あまり警戒する必要はありません。
電気工事士あるあるとは?
電気工事士だからこそ共感できる「あるある話」もあるようです。
一部ご紹介していきます。
- 感電しそうになった、または感電した
- 風が強い日の高所作業は怖い
- 図面が知らない間に変更されている
- お店のコンセントプレートなどが曲がっていると気になる
- 家の配線を勝手にカスタマイズしがち
- 工具にこだわりある人が多い
- 親子で電気工事士してる
このように、電気工事士だからこそ分かる“あるある話”があります。
共感できるものはあったでしょうか?
電気工事士の離職率は?
電気工事士の離職率は、入社後3年以内で40%と他と比べても少しだけ高い傾向にあるようです。
やはり見習い期間のきつさがあるのかもしれません。
時間も不規則になることもあり、給与も少なく、覚えることも多いとなると嫌になってしまう人がいても不思議ではありません。
ただ、電気工事士の人手不足は年々深刻になってきています。
もちろん需要の拡大も原因ではありますが、電気工事士になる人が少ないうえに離職率が高いことも原因です。
そのため、会社側でSNSを活用し認知度を上げたり、生産性向上させるような取り組みをしているところもあるため、参考にしてみると良いでしょう。
「電気工事士 頭 おかしい」を調べている人がよく思う質問
まとめ
今回は、電気工事士についてご紹介してきました。
電気工事士は「頭がおかしい」と言われることもあるようですが、それは逆を返せばすごい仕事をしていることに対しての誉め言葉かもしれません。
現代の生活は電気がなければ成り立ちません。
そんな生活の当たり前を守るために電気工事士がおり、危険を伴う作業もあります。
世の中にはたくさんの仕事がありますが、どの仕事も大切であり感謝の気持ちを持って過ごしたいですね。
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