車などで道路を走っていると、動物が轢かれて死んでいるのを見たことがある方もいるでしょう。
気分の良いものではないため、見つけたときは暗く嫌な気持ちになります…。
そんな轢かれて死んだ動物を自分で回収したり、轢いて逃げたりしたことがある方もいるかもしれません。
しかし、その対応は実は間違っているかもしれません。
今回は、轢かれて死んだ動物にしてはいけないことや、見つけた場合はどうしたらいいのかをご紹介していきます。
轢かれて死んだ動物にやってはいけないこと3つ!
轢かれて死んだ動物を見かけると、イヤな気持ちになる方もいるでしょう。
また、可哀想に思い回収してあげる方もいるかもしれませんが、その対応は間違っているかも。
まずは、轢かれて死んだ動物にやってはいけないことを3つご紹介していきます。
自分で回収すること
死んだ動物を見かけた場合は、自分で回収するのはやめておきましょう。
動物は病気に感染していることもあり、人間が感染するかもしれません。
死んでどのくらい経っているかも分からないため、細菌なども心配です。
死んだ動物を適切に処理しないと、法により罰せられる可能性もあります。
衛生上や法律上の事情から自分で回収するのはやめておくのがベストです。
もしも、死んだ動物を見つけたときは然るべき機関に連絡をして回収してもらうようにしましょう。
安全な場所に移動させる場合でも、ビニール手袋やマスクを着用して移動させるのが安全です。
素手で触れること
死んだ動物は、素手で触れることのないようにしましょう。
動物は病原菌や寄生虫などをもっている場合があります。
素手で触れてしまうと自分がそれらに感染する可能性があるため、絶対に素手で触れてはいけません。
死んだ動物を見かけた場合は、然るべき機関に連絡をして回収してもらうようにしてください。
安全な場所に動物を移動させる場合も、ビニール手袋などをして触れるようにしましょう。
動物に触れたビニール袋は必ずすぐ捨てるようにしてください。
自分で轢いて逃げること
動物は急に飛び出してくることもあり、自分が轢いてしまうこともあるかもしれません。
その際に、轢いて逃げてはいけません。
動物との事故は物損事故となり、逃げてしまうと場合によっては法により罰せられる可能性があります。
動物を轢いてしまった場合は、その場で必ず警察に連絡をして指示を仰ぎましょう。
この際も動物を移動させる場合は、必ず手袋などをして素手で触れることがないようにしてください。
道路で動物が死んでいたらどうする?【公道の場合】
道路で動物が死んでいた場合は、絶対に自分で回収したり素手で触れたりしてはいけません。
ここからは、公道で動物が死んでいた場合の正しい対処法をご紹介していきます。
道路緊急ダイヤルへ電話する
死んだ動物を見かけた場合は、速やかに道路緊急ダイヤルへ電話をしてください。
動物が道路で死んでいる場合、車がそれを避けるなどすることで二次事故が発生する可能性があります。
そういった事故を防ぐためにも早めに連絡することが大切です。
道路緊急ダイヤルの番号は『#9910』です。
全国どこからでもかけることができ、固定電話でも携帯電話でも料金はかかりません。
この道路緊急ダイヤルは、動物の死骸だけでなく他の落下物や道路の損傷などがあった場合にも連絡できます。
令和6年からはLINEでも通報することができるようになっています。
友達追加しておくことで、簡単にLINEから通報できるためとても便利です。
ただ、車の運転中などの操作はしないように注意しましょう。
市役所へ連絡する
動物の死骸を見つけたときは、市役所に連絡をしても回収してもらうことが可能です。
各地域の市役所では、道路の環境整備なども行っています。
市役所の環境課などの道路関係の課に連絡することで回収を依頼できます。
最適な課が分からない場合は、電話に出た人に電話の目的を伝えることで最適な課へ電話をまわしてくれるでしょう。
場所などを聞かれるため、住所や周辺施設、建物の特徴などを答えてください。
地域によっては市役所の公式LINEでさまざまな情報を発信しているところもあります。
そういった地域であれば、LINEからでも通報することが可能です。
ただ、車の運転中などは事故になる可能性があるため、操作しないようにしてください。
安全な場所へ運ぶ
動物の死骸を見つけた場合は、道路緊急ダイヤルや市役所へ速やかに連絡します。
しかし、死骸がある場所によっては二次事故が発生する恐れや、死骸の状態が悪化することが考えられますね。
連絡したあとは、安全な場所に運んでおくと良いでしょう。
例えば、道路の脇や自分の家の近くであれば敷地内に入れても良いかもしれません。
運んでおくことで二次事故が発生しにくくなるうえに、回収する人も安全に回収することができます。
ただし、運ぶ際は絶対に素手で触れることがないようにしてください。
生死にかかわらず動物には病気や寄生虫をもっているものもいます。
素手で触れることで、そういった病原菌などに感染する恐れがあり危険です。
動物に触れるときは必ずビニール手袋もしくはビニール袋などで手を覆い、直接触れることがないように気をつけましょう。
道路で動物が死んでいたらどうする?【私道の場合】
私道の場合は、公道と異なり管轄するべきはその土地の所有者です。
そのため、私道の所有者が自分で処理をしなければなりません。
例えば、火葬してあげても良いですし、新聞紙などに包んで燃えるゴミとして出しても構いません。
もし適切な処理方法が分からない場合は、市役所などに連絡すると相談に乗ってくれます。
また、地域によっては飼い主不明な動物が私道で死んでいた場合の処理方法を取り決めている場所もあります。
一度市役所に連絡をしたほうが安心かもしれません。
ただ、一般的には所有者がとれる処理方法で処理して構いません。
自分で轢いた動物の場合はどうする?
自分で動物を轢いた場合は、速やかに警察に連絡をしましょう。
動物との事故は物損事故となり、警察に連絡をしないと「報告義務違反」となる可能性があります。
そのため、すぐに車を安全な場所に停めて、警察に連絡をし指示を仰ぎましょう。
また、死んだ動物が道路の真ん中などにあると、二次事故が発生する可能性があります。
動物を安全な場所に移動させておくことも大切です。
ただし、決して素手で触れることがないよう、ビニール手袋などをして移動させてください。
さらに轢いた動物がまだ生きている場合は、動物病院などに連れていきます。
逆に動物が死んでいる場合は、市役所などに連絡をして回収を依頼しましょう。
轢いてしまった動物が小さい動物であれば車に傷がつくようなことはあまりありませんが、大きな動物の場合は車が破損してしまう可能性もありますね。
動物との事故で車が破損した場合でも保険を使うことができます。
ただ、傷の状態によっては保険を使用しないほうが良い場合もあるため、その時々に合わせて判断してください。
轢かれた動物がまだ生きてるときは?
動物を自分で轢いてしまった場合は、物損事故として処理され、死んでしまった動物は市役所などに回収を依頼します。
しかし、轢かれた動物がまだ生きていることもありますよね?
その場合は、どうしたらいいのでしょうか?
ここからは、轢かれた動物がまだ生きている場合の対処方法をご紹介していきます。
動物病院へ連れていく
1つ目に動物病院へ連れていく方法があります。
ただし、動物病院へ連れて行く場合は、事前に動物病院への連絡が必要です。
病院によっては野生の動物の診察を行っていない場合もあります。
そのため、必ず連れて行く前に連絡をしましょう。
また、動物病院へ連れて行く場合は、自分で回収して連れて行くことになりますが、絶対に素手で触らないようにしましょう。
動物には病原菌を持っているものもおり、素手で触れると病気に感染する恐れがあります。
必ずビニール手袋などをして触り、段ボールなどに入れて運ぶようにしてください。
動物管理センターへ連絡する
2つ目に、動物管理センターへ連絡する方法があります。
動物管理センターは、都道府県などが管理しており、自治体によって名前が若干異なります。
動物愛護管理センターや動物管理指導センターと呼ばれていることが多いです。
検索すると住まいの動物管理センターが出てくるため、そこに連絡することで轢かれた動物に対する適切な対処方法を教えてもらえます。
場合によって医療措置や保護をしてもらうことができるため、自分で動物病院に連れて行くのが難しい場合も安心です。
ただ、自治体によっては動物管理センターがない場合もあります。
その場合は、市役所や保護団体に連絡すると適切な方法を教えてもらうことができますよ。
市役所へ連絡する
3つ目は、市役所へ連絡する方法です。
自治体によっては動物管理センターがない場合もありますよね。
また、自分で動物病院に連れていくのが難しい場合もあるでしょう。
そういったときは、市役所に連絡することで適切な対処方法を教えてもらうことができます。
場合によっては、市役所側で保護して保護団体に引き渡すなどをしてくれます。
また、轢かれた動物が誰かに飼われていたペットだった場合、自治体で登録している情報を元に飼い主に連絡をしてくれるでしょう。
自分のためにも動物のためにも、轢かれた動物が生きているのを確認したら、まずはその自治体に連絡するのが一番ベストかもしれません。
保護団体に相談する
4つ目は、保護団体に相談する方法です。
保護団体は、都道府県の管轄でなく非営利団体として活動していることもあります。
自治体の保護団体を検索すると、近隣の保護団体が出てくるため、そちらに連絡をしてみましょう。
連絡することで動物を保護し、適切な処置を施してくれます。
ただ、明らかにペットだったと分かる動物の場合は、市役所に連絡したほうが早く飼い主と連絡をとることができるでしょう。
もしもペットか分からない場合や、明らかに野生の動物な場合は保護団体に連絡すると良いですね。
また、保護団体に連絡をしたあとは、動物を安全な場所に移動させてあげましょう。
ただし、素手で触れることがないよう、ビニール手袋などをして移動させるようにしてください。
猫の死骸を見たときのスピリチュアルな意味は?
猫の死骸を見たとき、イヤな気持ちになる方も多いでしょう。
しかし、実はスピリチュアル的な意味があるのをご存じですか?
猫の死骸を見たときは、「あなたが過去の出来事から解放され、新たな道を歩み出す」ことを意味しています。
死は終わりと始まりを意味しており、あなたの人生が新たなステージへ向かうとされています。
ただ、新たなステージへ向かう際には試練が待ち受けているかもしれません。
しかし、決して乗り越えられないものではなく、あなたが新しい道を歩み出すために必要なことです。
恐れずに前向きに過ごしていくと良いでしょう。
轢かれた猫をみてかわいそうと思うと取り憑かれる?
轢かれた猫を見て“可哀想…”と思うと憑りつかれる、なんて聞いたことはありませんか?
そういった話も数多くあるようですが、実際には見たことがありませんね。
しかし、知恵袋にはこのような回答がありました。
思うに、動物に限らず死んでその場に留まる自縛霊は自分の存在に気付いて欲しくて堪らないので、哀れみの念を感じるとついて来てしまうのではないでしょうか。
引用元:Yahoo!知恵袋
幽霊は基本的に自分を見てほしいと思っています。
動物の霊でも人間の霊でも自分の存在に気づいてくれる人には付いていってしまう可能性があります。
ただし、可哀想だと思うことはいけないことだとは思いません。
そう思うのは自然な感情だと思いますよ。
もしも、憑りつかれるのが心配であれば、家に帰ったあとに塩で清めると良いです。
「轢 かれ て死んだ 動物 やってはいけない こと」を調べている人がよく思う質問
まとめ
今回は、轢かれて死んだ動物の対処方法をご紹介してきました。
死んだ動物を見つけたときは、自分で回収せずに道路緊急ダイヤルや市役所に連絡をして回収してもらいましょう。
その際に安全な場所に移動するときは、必ずビニール手袋などをして素手で触れないように注意してください。
また、自分で動物を轢いてしまった場合は、速やかに警察に連絡をしましょう。
もしも、動物がまだ生きていた場合は、動物管理センターや市役所に連絡をして対処してもらうと良いです。
轢かれた動物は、生きているか死んでいるかで連絡するべき場所が異なります。
適切な場所に連絡してあげるのが、動物にとっても良いでしょう。
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