運転免許証を取得するのに、自動車学校への通い学科や実技を学ばなければなりません。
しかし、入校し学ぶためには料金がかかります。
この料金は時期によって変動するようで、閑散期などは安くなるかもしれません。
閑散期の相場や安い時期、合宿と通いのどちらが良いのかなどをご紹介していきます。
自動車学校の閑散期は料金が安いって本当?
車の免許を取るためには、自動車学校に通ったり合宿で取得したりしなければなりません。
しかし、自動車学校の料金は結構高いため、できれば安いときに行きたいという人もいるでしょう。
まずは、閑散期が安くなるのかどうかをご紹介していきます。
閑散期は本当に料金が安くなる?
結論から言うと閑散期は料金が安くなります。
閑散期は、どうしても入校する人が少なくなるため、少しでも入校する人を増やすために料金を安くして呼び込みます。
そのため、少しでも料金を安く済ませたい人は閑散期を狙うのがおすすめです。
ただし、自動車学校の閑散期は学校や会社が忙しい時期に当たります。
学生の人や会社に所属している人はなかなか通うのが難しいかもしれませんね。
自動車学校の閑散期はいつ?
自動車学校の閑散期は「5月から7月前半まで」と「10月から12月半ばまで」とされています。
この時期は学校や会社が始まり、長期休みがないため入校する人は少ないです。
ただ、5~7月の時期が一番安く、場合によっては繁忙期よりも10万円以上安くなることもあります。
10~12月の時期も繁忙期に比べると安いですが、5~10万円程度と春夏の閑散期に比べると高いかもしれません。
閑散期に入校する安い以外のメリットは?
閑散期に入校するメリットは何よりも安いということが挙げられますが、それだけではありません。
多くの生徒がいる場合は、講習や実習は早い者勝ちになります。
そのため、自身の予定と合わないとなかなかカリキュラムを終わらせることができません。
しかし、閑散期であれば取り合いになることはほぼないため、自身の予定やペースに合わせてカリキュラムを終えることができます。
また、先生側も他の生徒に時間を割く必要がないため、ゆっくり集中して教えてくれますよ。
こうして集中して自分のペースで学べることで、最短距離で学習を終え免許取得ができるでしょう。
教習所の安い時期はいつ?
自動車学校には繁忙期と閑散期があり、時期によってはとても混雑しています。
では、月別に安い時期を見ていきましょう。
1月~3月
1~3月は、繁忙期だと言えます。
自動車運転免許証を取得したい高校生たちが多く入校します。
特に、受験が終わる時期や家庭学習期間に入る2月や3月はかなりの混雑になるでしょう。
そのため、この時期は講習や実習も取り合いになることが多く、金額も30万円以上になるケースも少なくありません。
取得を急いでいない人やいつでも良い人は、この時期だけは避けたほうが良いでしょう。
4月~6月
4月はまだ繁忙期ですが、後半になっていくと落ち着いていきます。
特に4月後半から6月にかけては閑散期となるため、料金も安くなりますよ。
ただ、4月の前半は免許取得に向けて最終段階に入っている人がまだまだいます。
そのため、効率よくカリキュラムをこなすことができない可能性もあるため、入校するのであれば5月に入ってからのほうが良いでしょう。
7月~9月
7月の前半はまだ閑散期なため、料金も安くカリキュラムも効率よくこなせるでしょう。
しかし、7月の中盤以降になると、夏休み期間に入るため短期で免許取得しようという人が多く入校します。
そのため、料金も高くなり講習なども取り合いになってしまうでしょう。
特に大学生ともなると、9月半ば頃まで夏休み期間が続くため、7月半ばから9月末までは繁忙期だと言えます。
9月~12月
9月は大学生などはまだ夏休み期間なため、繁忙期となるでしょう。
しかし、それが明けたあとの10月から12月は閑散期へと移行します。
この時期は大きな連休もないため、特に効率よくカリキュラム進めることができるでしょう。
また、料金も比較的安くなるためおすすめです。
教習所の入校タイミングでベストな時期はいつ?
入校タイミングは、4月後半から6月までに行うのがベストです。
先でも紹介したとおり、この時期は閑散期になるため料金が安いです。
また、秋冬の閑散期よりも割引率が高くなるため、一番お得に学ぶことができますよ。
ただ、入校するのであれば、できるだけ閑散期が始まって早くにしたほうが良いですよ。
なぜなら、全てのカリキュラムを終えるのに最低でも1ヶ月は必要で、閑散期であっても遅くに入校すると繁忙期と重なる可能性があるからです。
そうすると料金の安さしかメリットを得られず、講習がなかなか受けられないなどのデメリットが生じます。
このようなことから入校のタイミングは4月後半から6月のなるべく早い段階でするのがベストです。
教習所の安い時期は二輪免許も安くなる?
教習所では自動車だけでなく、バイクなどの二輪免許も取得できますね。
二輪免許も閑散期に合わせて料金は安くなります。
自動車免許と同様、学科や実習のカリキュラムが組まれており、閑散期に入校することで効率よく学ぶことも可能です。
そのため、二輪免許も自動車免許同様に閑散期を狙って入校するのがおすすめです。
免許は合宿と通いどっちが安い?
免許の取得方法に、合宿か通いかを選ぶことができます。
では、それぞれの特徴や料金を見ていきましょう。
自動車学校へ通う場合:特徴と料金
自動車学校へ通う場合は、自宅から近いところへ通うのが一般的です。
料金の相場は、繁忙期は30万円以上、閑散期は30万円未満となっています。
通学の場合は、自身の予定やペースに合わせてカリキュラムを組み、学ぶことができます。
そのため、免許取得までに最低でも1ヶ月はかかり、場合によっては数か月に及ぶこともあるでしょう。
ただ、急ぎ取得したいわけではない人や合宿などが苦手な人には通学のほうが気楽でおすすめです。
合宿で免許を取る場合:特徴と料金
合宿で免許を取る場合は、自宅から遠い場所でホテルや合宿所に泊まり効率よく学習をします。
だいたい宿泊代や送迎代、食事代などが込みになっており、コスパが良いのが特徴です。
料金の相場は、繁忙期で30万円前後、閑散期は20万円前後となっており通学よりも安く設定されています。
合宿の場合は、免許取得に向けて集中して効率的に学習が進められるため、免許取得までに1カ月未満となることも多いです。
また、通学だと追加料金がかかる「学習の延長」などが合宿だと補償されており追加料金が発生しません。
短期で効率よく免許取得を目指す人には合宿がおすすめです。
合宿と通いはどちらがいい?
合宿と通いのどちらが良いかは、人それぞれ異なるため一概には言えません。
例えば、合宿でも貰える交通費がオーバーしてしまう場合は通いのほうがお得になるケースもあります。
また、急ぎ免許をとりたい人や友達と一緒に通いたい人などの場合は合宿のほうが楽しめるでしょう。
このように合宿と通いのどちらが良いかは本人の性格や費用、補償などによって異なります。
そのため、自分にとって効率よく取得できるのがどちらかをしっかりと検討する必要があるでしょう。
その他の免許を安くとる方法は?
免許取得は決して閑散期だけが安いわけではありません。
他にもサービスを利用することで安くすることができるため、詳しく見ていきましょう。
キャンペーンや割引
自動車学校では、キャンペーンや割引を実施していることもあります。
そういったサービスを利用することで繁忙期であっても少し安く入校できるでしょう。
ただし、行っているキャンペーンなどの時期や内容は自動車学校ごとに異なります。
また、キャンペーンだけで飛びつくと学習スピードや保証などの面で損になる可能性もあります。
さまざまな自動車学校を見て、内容をしっかりと理解したうえで検討するのが大切です。
紹介制度
自動車学校によっては紹介制度を取り入れている学校もあります。
この紹介制度を利用することで、紹介した側もされた側もお得に入校できる場合がありますよ。
ただし、制度を利用するためにやみくもに紹介するのは良くありません。
自動車学校は多くあり、それぞれに特徴や保証に違いがあります。
トータル的に判断をしたうえで制度を利用するようにしましょう。
大学生協や大学提携を活用
大学生協や大学と提携をしている自動車学校であれば、入学金などが安くなったりキャッシュバックがあるケースもあります。
大学生であれば、直接自動車学校に申し込むよりもお得に通うことができますよ。
ただし、提携している自動車学校には限りがあり、場合によっては通うのが難しいケースもあるため注意してください。
申し込みはネットや大学生協窓口から可能です。
大学生はぜひ一度問い合わせてみると良いかもしれませんね。
代理店を活用
自動車学校は、何も自分たちだけで宣伝をしたり営業したりしているわけではありません。
免許を取得したい人を自動車学校に紹介してくれる代理店という存在があります。
そんな代理店を利用することで、安くなったりキャッシュバックがあったりするケースもあります。
さまざまなお店が代理店として参加しているため、自身の通いたい自動車学校にどんな代理店があるかを知り、話しを聞いてみると良いでしょう。
「自動車学校 閑散期 料金」を調べている人がよく思う質問
まとめ
今回は、自動車学校の閑散期の料金についてご紹介してきました。
自動車学校には閑散期があり、その時期は繁忙期と比べても料金が安くお得に学習できます。
また、合宿免許もかなり人気があり、通学よりも安く効率よく取得できるためコスパとしては良いかもしれません。
それぞれの特徴を知って、自分がどちらに合っているかをトータル的に検討してみてくださいね。
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