なにかのサービスを受ける際や登録をする際は、顔写真付きの身分証明書の提示が必要なことがありますね。
ただし、学生の場合はまだ顔写真付きの身分証明書を持っていない人も少なくありません。
今回は、顔写真付きの身分証明書ですぐに作れるものはあるのか、学生証は使えるのかなどをご紹介していきます。
顔写真付き身分証明書ですぐ作れるものはある?
顔写真付きの身分証明書ですぐに作れるものは、“原動機付自転車の免許証”と“小型特殊免許”です。
原動機付自転車は、いわゆる原付バイクと呼ばれるバイクの運転免許証です。
また、小型特殊は聞きなれない方も多いかもしれませんが、田んぼなどで使用するコンバインや倉庫などで使用するフォークリフトがこれに当たります。
これらの免許はだいたい1~2日程度で取得することが可能です。
試験があるため、勉強は必要ですが学科試験のみでそこまで難しくはありません。
また、試験結果はすぐに発表され、合格していればその場で免許証を発行してもらえますよ。
そのため、すぐに顔写真付きの身分証明書が必要な場合はこれらの免許証をとれば大丈夫です。
ただし、どちらの免許も16歳以上しか取得できないため注意してください。
市役所で作成できる顔写真付き身分証明書は?
市役所で作成できる顔写真付きの身分証明書は、マイナンバーカードがあります。
還元などのサービスも行っていたため、持っている人も多いかもしれません。
ただし、市役所でマイナンバーカードを作成するには何日かかかります。
申し込み当日にすぐに受け取れるわけではないため、すぐに欲しい場合は先で紹介した免許取得を検討すると良いでしょう。
しかし、今後マイナンバーカードは保険証としても利用するとされているため、作っておいても良いかもしれません。
顔写真付き保険証の作り方は?主な顔写真付き身分証明書と作成方法
顔写真付きの身分証明書は、原動機付自転車や小型特殊などの免許であればすぐに作れます。
しかし、これ以外にも顔写真付きの身分証明書はさまざま存在します。
それらを詳しく見ていきましょう。
運転免許証
運転免許証は、車やトラック、原付バイクなどを運転するのに必要な免許証です。
種類はいくつかあり、種類によって運転できる車やバイクが異なります。
運転免許証の種類によっては取得までに日数がかかるものもあり、場合によっては実技試験があるものもあります。
そのため、すぐに顔写真付きの身分証明書が欲しい場合は比較的簡単に取れる原動機付自転車や小型特殊などが良いでしょう。
運転免許証は取得までの日数や試験の難しさに違いはあれど、試験に合格することで顔写真付きの身分証明書が発行されます。
今現在、一番信頼性の高い身分証明書とされており、どのお店や企業でも身分証明書として使用できますよ。
運転免許証には期限があり、1年から数年に1度は更新手続きが必要です。
更新がされていないと、身分証明書として使用できないだけでなく、乗り物を運転することもできなくなるため注意してください。
マイナンバーカード
マイナンバーカードは、国が発行しており、住んでいる地域の市役所で作成ができます。
国が発行していることもあり、公的な機関では身分証明書として使用可能です。
ただし、お店や企業によってはマイナンバーカードでの受付ができないところもあります。
その場合は別の顔写真付きの身分証明書が必要となるため、事前にちゃんと確認しておきましょう。
また、マイナンバーカードは更新が必要で、特に子どもの場合は成長に合わせて顔に変化が見られるため、短い期間での更新が必要です。
更新がされていないと身分証明書として使用できないため注意してください。
パスポート
パスポートは海外渡航する際に必要となる身分証明書です。
パスポートには、顔写真も載せるため顔写真付きの身分証明書として使用できます。
ただ、お店や企業によってはパスポートでは手続きができない可能性があるため、事前にちゃんと確認しておきましょう。
作成するには、パスポートセンターに行く必要がありますが、地域によっては市役所で作成することもできるため最寄りの市役所に確認してみてください。
作成にはだいたい1週間程度かかり、料金も有効期限5年で11,000円、10年で16,000円の手数料がかかります。
更新する場合も同様で、その都度料金がかかるため注意してください。
放送大学の学生証
放送大学に入学すると顔写真付きの学生証を発行してくれます。
この大学は、入学試験がありませんが文部科学省が創設したちゃんとした大学です。
入学後は学習センターやサテライトスペースに通って学習をしたり、自宅にいながらインターネット経由で学習ができます。
大学に在学することになるため、日常においてさまざまなシーンで学割を使うことも可能ですよ。
ただ、れっきとした大学なため、入学金や学費はかかるため注意してください。
顔写真付き身分証明書に学生証は使える?
顔写真付きの身分証明書に学生証が使えるかどうかは、お店や企業によって異なります。
学割などを適用している場合は、学生証でもサービスを受けたり登録ができたりするでしょう。
しかし、全ての場所で通用するわけではないため、事前の確認は必要です。
また、事前に確認した際に電話などで問い合わせをした場合は、必ず対応してくれた人の名前を控えておきましょう。
それにより当日、こちらは確認したことの証明にもなり、門前払いされることはなくなるかもしれません。
ライブで顔写真付き身分証明書がない場合の対処法は?
近年、転売対策としてライブなどでも顔写真付きの身分証明書が必要になるケースが多くなっています。
しかし、ライブに参戦する本人が子どもで学生の場合は顔写真付きの身分証明書がないこともありますよね。
その場合は、学生証でも大丈夫かどうか事前にイベント主催者に確認しましょう。
問い合わせをしたときは、回答してくれたスタッフの名前を控えておくのも忘れないようにしてください。
また、大人で学生でもない場合は会社員であれば社員証がある企業もあるでしょう。
その社員証が身分証明書として使用できる可能性もあります。
ただし、必ずイベント主催者に社員証で入れるか確認はしなければなりません。
もしも、学生証や社員証ではNGだと言われてしまった場合は、1~2日で取得できる原動機付自転車や小型特殊の免許取得を検討してみてはいかがでしょうか?
顔写真付き身分証明書がない場合代わりになるものは?
顔写真付き身分証明書がない場合は、住民票や保険証などを2点用意することで対応ができることがあります。
身分証明書として利用できるものは以下のようなものがあります。
- 住民票
- 戸籍謄本
- 健康保険証
- 共済組合員証
- 船員保険証
- 後期高齢者医療被保険者証
- 国民年金手帳
- 厚生年金証書
- 印鑑登録証明書
上記以外のものでもお店や企業が「身分証明書として認めます」と公表しているものは使用可能であり、多くの場合は上記の組み合わせで2点以上持っていくことが求められます。
ただし、これら全てが身分証明書として使用できるわけではありません。
お店や企業に応じて異なるため、事前の確認は必ず行いましょう。
また、顔写真付きの身分証明書だけしか対応ができない場合は、免許証取得やマイナンバーカードの作成などをして対応するしかありません。
身分証明書が一つもない場合の知恵袋の声や口コミ
このように身分証明書が一つもないという人は少なくありません。
特に近年はライブやイベントへの参加するにも身分証明書の提示が必要です。
場合によっては学生証や社員証がOKなケースもありますが、NGなケースも少なくないため免許取得やマイナンバーカードの作成はしておいたほうが安心です。
マイナンバーカードやパスポートは年齢制限がなく作ることができるため、16歳未満の人でも顔写真付きの身分証明書をもつことができますよ。
身分証明書の代わりになるスマホアプリはある?
身分証明書の代わりになるアプリは「ポケットサイン」というものがあります。
このポケットサインは、スマホ内に登録をすることで身分証明書として使用が可能です。
特にネット予約で対応する宿泊予約やイベント申し込みなどでは便利に使用できるでしょう。
ただし、このポケットサインはマイナンバーカードの情報を元に作成されます。
そのため、マイナンバーカードの作成が必須なため、まだ作っていない人は先にマイナンバーカードの作成を行いましょう。
「顔写真付き身分証明書 すぐ作れる」を調べている人がよく思う質問
まとめ:すぐ作れる顔写真付き身分証明書は長く使えるメリットも!
今回は、顔写真付きの身分証明書についてご紹介してきました。
顔写真付きの身分証明書は、発行までに時間がかかるものもありますが、中にはすぐ作れるものもあるため作っておくと安心です。
特に近年では、ライブやイベントの参加に顔写真付きの身分証明書を求められるケースが増えています。
運転免許証やマイナンバーカードなど、自身が作れる身分証明書を1つは作成しておくと良いでしょう。
基本的には数年単位で身分証明書として使えますが、期限が切れてしまうと効力がなくなるため気をつけてくださいね。
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