洗濯機キャスターはおすすめしない?事故や失敗例は?ニトリやパナソニックの商品も紹介!

最近では洗濯機を置くスペースに防水パンが備え付けられていない物件も多く、掃除がしやすい「キャスター付き洗濯機台」を選択する人も増えています。

しかし、本当にキャスター付きの洗濯機台は便利なのでしょうか?

迷っている方も多いと思うので、今回はキャスター付きの洗濯機台について調べてみます!

目次

洗濯機キャスターはおすすめしない?

少し前までは洗濯機置き場に防水パンがあるのが一般的でしたが、新築の戸建てやマンションはもちろんのこと、賃貸マンションでも最近は防水パンが設置されていない物件が増えています。

最近の洗濯機は性能が良く水漏れすることが少なくなったことや、洗濯機のサイズによってはパンは合わず設置できないなど、メリットが無くなりデメリットが多くなってきたことが原因です。

防水パンがない場合、洗濯機を直置きするか、洗濯機置台を置くか、どちらかを選択することになりますが、本記事では洗濯機置台の使用をおススメします!

洗濯機置台のメリット
  • 通気性が良くなる
  • 騒音が軽減する

洗濯機置台にも、キャスターが付いている物とそうでない物があります。

キャスターが付いていれば軽い力で洗濯機を移動させることができるため、台の下を掃除する時や、落ちた洗濯物を拾う時に便利です。

それにも関わらず、「キャスター付きの洗濯台はおススメできない」という声が挙がっているのは何故でしょうか?

その原因について以下で解説していきます。

洗濯機キャスターはおすすめしないと言われる理由は?

キャスター付きの洗濯機置台が支持されていない理由は4つあります。

  • 移動させた時にホースが外れやすい
  • 振動で洗濯機が動く

一方で、キャスター付き洗濯機置台を選択するメリットは以下のようなものがあります。

  • 洗濯機の下や裏側の掃除がしやすい
  • 落ちた洗濯物を拾いやすい
  • 組み立てが簡単

それぞれ詳しく説明していきますね!

洗濯機キャスターのメリットとデメリット

メリット

キャスターが付いている最大の利点は、何と言っても洗濯機の位置を軽い力で動かせることです。

そのため、洗濯機の下側や裏側の埃を掃除しやすくなります。

また、洗濯機の裏側に靴下やハンカチが落ちてしまった経験が誰にでもあると思いますが、キャスターで移動させれば簡単に拾うことができるのもありがたいですね!

キャスター台は一般的にはとても組み立ても簡単なので、女性一人でも組み立てることができます。

ただし、洗濯機を持ち上げて設置する時は一人ではできないので、必ずプロにまかせるか、複数人で取り組みましょう。

デメリット

洗濯機で起こりがちなトラブルは漏水ですが、キャスターに乗せて移動させる時に意図せず排水ホースが外れてしまうことがあります。

キャスターにホースを巻き込み、破損することで水漏れが起きることもあるので、移動時には注意を払う必要があります。

また、キャスターのロックがしっかりとかかっていないと、洗濯している間に振動で本体が勝手に動いてしまいます

その結果、周囲の家具や壁に当たって傷がついてしまうことも。

地震の時にも注意が必要になるでしょう。

洗濯機キャスター事故の例

縦型洗濯機をキャスター台に置いて底上げすると、事故に繋がる恐れがあります。

昨年7月、当時2歳8カ月の男児が縦型の自動洗濯機の底から手を差し入れて洗濯槽の回転部で指を切断する大けがを負っていたことが分かった。日本小児科学会が発表した。この洗濯機は、四隅だけが高くなった「防水パン」と呼ばれる洗濯機の受け皿の上に設置されており、防水パンの底との間に空間が生じていたという。

朝日新聞デジタル

一般的に縦型洗濯機は底部に洗濯槽を回転させるための装置や冷却ファンが集まっており、覆いがありません。

そのため、下から手を入れるとファンに手が巻き込まれて大けがに繋がることがあります。

この事故はキャスター台によるものではありませんでしたが、台に乗せて底上げすることでこの時と同じ状況がつくられてしまいます。

小さなお子様がいるお宅などでは最大限注意をした方が良いでしょう。

洗濯機キャスターと防水パンの違い

ここまでキャスター付きの洗濯機置台について説明をしてきましたが、改めて防水パンと比較してみます。

防水パンには二種類あり、フラットタイプと四隅が出っ張っているタイプがあります。

フラットなタイプは設置がしやすいですが、洗濯機の下に隙間ができないので掃除がしにくくなります。

四隅が出っ張っているタイプは設置時に持ち上げる必要がありますが、掃除がしやすく清潔を保てます。

防水パンがあれば、万が一の漏水時にも被害を最小限にすることができるので、階下への水漏れを防ぎたいご家庭におススメです!

キャスター台と防水パンを比較すると、以下のような結果になります。

防水パンキャスター付き洗濯機置台
掃除のしやすさ×
フラットタイプなら△
設置のしやすさ×
フラットタイプなら〇
×
水漏れ対策×

洗濯機キャスターの注意点

キャスター付きの洗濯機置台を選ぶ時に気を付けてほしいことがあります。

  • 耐荷重
  • キャスターストッパー
  • 振動軽減マット

特にドラム型洗濯機は縦型洗濯機よりも重くなりがちなので、耐荷重の確認は必須です。

ストッパーでしっかりキャスターが止められるものでないと、運転中に洗濯機が動いてしまうので、必ずストッパーのしっかりしているものを選んでください。

キャスターストッパーと振動軽減マットがあれば、キャスター付き洗濯機置台のデメリットは大きく軽減できるので、とても大切なポイントになりますので、必ず確認してください。

洗濯機ふんばるマンとキャスターはどっちがいい?

ふんばるマン」は因幡電工の商品で、設置型(キャスターなし)の洗濯機置台の代表的な商品です。

安価で手頃な商品で人気がありますが、キャスター付き洗濯機置台と比べたらどちらが良いのか迷うところです。

そこでそれぞれの特徴について表にまとめてみました。

値段耐荷重防振高さ耐久性
ふんばるマン××
キャスター付き洗濯機置台

ふんばるマンは独自の内部構造(柱状構造)により振動の伝播を軽減するように設計されています。

ただ、安価な分、周囲はプラスチックでできており、耐荷重はあまりなく耐久性は低そうです。

ふんばるマンは、防水パンの中にも簡単に設置できるので、パンの中で洗濯機をかさ上げしたい人におススメです。

洗濯機のかさ上げは必要ない?

洗濯機のかさ上げはそもそも必要なのでしょうか?

実は、かさ上げは必ず必要というわけではありません

排水溝が真下にある場合は、かさ上げをしないと排水ホースがつぶれたり曲がったりしてしまうので、かさ上げが必要となります。

しかし、かさ上げをすることで得られるメリットは多くあります。

  • 掃除がしやすい
  • 通気性が良くなる
  • 洗濯物が出し入れしやすい
  • 振動・騒音を低減できる

反対に、かさ上げをするデメリットは、簡単に設置することができないことです。

双方をよく理解して、ご家庭の状況に合わせて選択してください。

洗濯機のかさ上げ失敗例

洗濯機のかさ上げなんて、コンクリートブロックやレンガでやれば簡単じゃない?

自己流でかさ上げをやろうとすると、洗濯機の故障やケガの恐れがあるためおススメできません!

よくあるかさ上げの失敗例は以下のようなものがあります。

  • 運転中に停止するようになる
  • 騒音がひどくなる

今の洗濯機は、安全のためわずかな傾きを検知して停止するようになっています。

また、専用の器具以外では洗濯機が安定せず、振動に耐えられず騒音が発生したり、最悪洗濯機がずり落ちてしまうかもしれません。

このように、自己流で設置してしまうと故障してしまう可能性が高いので、絶対にやめておきましょう。

洗濯機のアイテムを紹介

ここでいくつかおススメの商品を紹介します。

おすすめの洗濯機キャスター

4輪8足と安定感抜群のキャスター付き洗濯機置台です。

耐荷重も350kgなので、ほとんど全ての洗濯機に対応できます!

ニトリの洗濯機キャスター台

2024年6月現在、ニトリでは洗濯機のキャスター台の取り扱いは確認できませんでした。

かさ上げ台なら見つかりましたので、次項でご案内します。

ニトリの洗濯機かさ上げ台

ニトリから発売されている洗濯機かさ上げ台はこちらです。

積み重ねられる洗濯機用かさ上げ台(5cm) 商品コード 8504153 ¥3,990

こちらはキャスター付きではありません

2段まで重ねることができて、10cmかさ上げすることができます。

天面と底面はEPDMゴムなので、騒音や振動を抑制する効果がありますよ。

パナソニックの洗濯機置台

パナソニックの洗濯機NA-FD8001を愛用されている方は、パナソニックから純正の置台が発売されています。

こちらもキャスター付きではないので注意してください。

高価な家電なので、より大切に使いたいという人にはおススメです。

洗濯機キャスターがおすすめの人は?

ここまでキャスター付き洗濯機置台のメリットやデメリットを紹介してきました。

メリットもデメリットもあるのはわかったけど、結局どんな人が使うのがおススメなの?

キャスター付きの洗濯機置台を検討したい人は、ずばり「一人暮らしの女性や、ドラム式洗濯機を利用している人」です。

何故なら、これらの人はなかなか一人で洗濯機を動かすことができません。

キャスター付きの洗濯機置台の最大のメリットは、一人でも簡単に洗濯機を移動させることができることなので、きっと活躍する機会があると思いますよ!

「洗濯機 キャスター おすすめ しない」を調べている人がよく思う質問

洗濯機にキャスターを使うとダメな理由は?

洗濯機を移動させるときに排水ホースが外れて水漏れする可能性や、運転中にロックが外れて洗濯機が移動してしまう可能性があります。

洗濯機はキャスターとふんばるマンのどちらがいいですか?

ふんばるマンはかさ上げをしながら振動軽減をすることができます。キャスター付き置台は洗濯機を移動させることができるので、掃除をする際などに便利です。

洗濯機のキャスター台のメリットは?

据え置きタイプの台や防水パンと違い、洗濯機を移動しやすいので洗濯機周辺の掃除が楽にできます

洗濯機はかさ上げしたほうがいいですか?

洗濯機と防水パンの間に空間ができるので、掃除がしやすかったり通気性が良くなります。また、接地面が小さくなるので振動や騒音が小さくなる効果も期待できます。

まとめ:デメリットを理解して適切に使用することが重要!

洗濯機はとても高価で、なおかつ生活に欠かせないアイテムですので、なるべく長く大切に愛用したいものです。

重量もあるので、一度設置するとなかなか変更するのは面倒になってしまいます。

設置する前によく調べて、お使いの環境に合わせて適切に選択してください。

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