転職をしても「実際に働いてみたら、なんか合わない……」ということありますよね?
また、面接時に聞いてた話と違うなど、会社側に問題があるケースも少なくありません。
しかし、どんな理由にしろ、転職して1ヶ月程度で辞めるのは“気が引ける”と感じている人も多いのではないでしょうか。
今回は、転職先が合わないから1ヶ月で辞める体験談やメリットデメリットなどをご紹介していきます。
転職先が合わないから1ヶ月で辞める体験談を紹介!
転職先が合わないことで辞めたくなる気持ちはよく分かります。
せっかく働かなくてはならないのなら、気持ちよく働きたいですよね。
しかし、実際他の人たちはどうしているのでしょうか?
まずは、転職後1ヶ月ほどで辞めたという体験談を年代別にご紹介していきます。
30代
自分は迷わず辞めて、次に行く派です。
38ですけど、この歳で我慢とか無理すぎる。我慢て若いからできるもんだと思っているので。
35で病んで退職、半年何もせず引きこもり、お金がなくなったので就活。
1社目。前職の協力会社に入社するも前職にバラされ嫌になり退職。
2社目。めっちゃお局が恐く、大奥みたいな会社で退社。
3社目。パワハラ、いじめ横行してて退社。
4社目。社員で入って月給のはずなのに時給でいいだろと言われ退社。
5社目。お給料計算のミス多すぎて信用できずに退社。
6社目。年下の同期ばかり可愛がられ、居場所が無くて退社。
7社目。38歳。今の会社はとりあえず続いてる。
とりあえずこんなに転職しましたが生きてますしどうにかなってます。
自分は合わないところに居たくないので、ジャンジャン転職して合うところを見つけたい派です。
合わないところにいても時間の無駄。
引用元:Yahoo!知恵袋
昔は“仕事は辛くても3年続けなければ…”という思いが強い方が多くいました。
しかし、今は働く先や働き方はたくさんあり、合わない職場で無理して働く必要なんてないのかもしれません。
何より合わない職場で働いて、心身が不調になっては元も子もありませんよね。
1ヶ月であっても、何年働いても、無理をするよりは合う場所を探していくほうが有意義な気はしますね。
40代
転職は後悔しますね 40代男 前の仕事辞めなきゃよかった…なんて思ってます。
昨年いっぱいで会社を退職。有給を使い、転職活動しましたが、大手2社がダメで、知人の紹介してくれた中小企業に入りました。
しかし、その会社があまりにも酷かったので、1ヶ月ほどで退職し、現在アルバイトをしてます。
元いた会社(金型、成形品製造)はベンチャー企業で社員数700ほど、人使いがあらかったけど、ちゃんとした会社だった。
知人の紹介の会社(機械系)、社員数50ほど 作業者のレベルが低い、人任せ、時間稼ぎの仕事をやる。
あと、トイレでタバコを吸う、タバコ吸うといい、仕事を勝手に抜ける。(上司もやってた)
現在、バイトしているところも中小で癖の悪い人が多いです。
バイトやりながら、居心地がよいなら、正社員になろうと思ってました。
バイト週三日という話が週5日になったり、今日は休みだけど、無断欠勤があったから、出てきてもらえない?という電話がありました。
引用元:Yahoo!知恵袋
こちらは“転職を後悔している”という40代の体験談です。
どのような理由で前の会社を退職をしたかは分かりませんが、転職した先はあまりにも酷く1ヶ月で退職したそうです。
40代ともなると「年齢的に転職なんてできるのか…」と不安になることも多いですね。
ただ、さまざまなことが分かる年代だからこそ、我慢して働くことに疑問を感じて転職をする方も多いです。
しかし、転職先で上手くいかないことで短期間で辞めることになり、後悔する方も多い印象でした。
50代
50代前半ですが転職活動しました。
何かしらないと 年収は260万位が相場ですよ。
引用元:Yahoo!知恵袋
私も50半ばの男です。
自分も今の職場で人間関係で辛いのですが、辞めてしまうと生活が出来なくなってしまうので 我慢して勤めています。
でもこの先定年まで働き続ける自信はありません。
時々、どうかなりそうになったり、睡眠も出来なかったりと、そんな日々を過ごしています。
専門家のカウンセリングを受ける機会があれば、話を聞いてもらおうかと思っています。
引用元:Yahoo!知恵袋
こちらは、50代で転職を考えている方への回答をピックアップしたものです。
50代でも1ヶ月ほどで“辞めたい”と考える方は多く、転職先が合わないことで辞めたいと考えるのに年齢は関係ないのだと感じました。
ただ、年齢的に管理職経験など何かしらがないと、転職活動も転職後も厳しい現実が待っているかもしれません。
また、転職先を1ヶ月で辞めたことで後悔したり、バイトで食いつなぐような生活になったりすることも少なくありません。
転職先が合わないから1ヶ月で辞めるのはOK?
転職先が合わないからと1ヶ月で辞めるのは問題ありません。
1ヶ月で辞めることで得られるメリットがあり、そのほうが幸せかもしれません。
しかし、メリットがある反面、デメリットも存在します。
ここからは、1ヶ月で辞めるメリットデメリットをご紹介していきます。
1か月で辞めるメリット
1ヶ月で辞めるメリットは「心身の健康を保てる」や「自分に合った仕事を探しやすくなる」といったことが挙げられます。
まず、転職先が合わない理由はなんでしょうか?
例えば、ハラスメントが横行している場合や面接時の条件と異なる場合などがあると思います。
そういった場合は、無理して働いているとストレスがかかり、心身の健康を損なう危険性があるでしょう。
転職した先で自分に原因がないストレスを受けたり、違和感を感じて働いている場合は速やかに転職したほうが自分の健康のためには良いですね。
また、転職先の業務内容が自分に合わないことも考えられます。
例えば、転職先が今まで経験のない仕事だった場合、憧れや興味があっても自分には向いていないことがあります。
その結果、自分に自信をなくしてしまうかもしれません。
転職先の業務内容が合わないことで、自分が本当にしてみたい仕事が見えてくる可能性もあります。
そうすることで、今後の転職活動でのミスマッチを少なくすることができるでしょう。
1ヶ月で辞めてしまうのは気が引けたり、申し訳ないと思ったりするかもしれませんが、自分自身の人生を良くするようなメリットもありますよ。
1か月で辞めるデメリット
1ヶ月で辞めてしまうデメリットとしては「次の転職活動の難易度が上がる」や「失業保険が貰えない」などがあります。
まず、会社としてはスキルのある人や長く働いてくれる人を求めるのは当たり前です。
そのため、1ヶ月で辞めてしまった場合は、次の転職先で「大丈夫か?」と感じさせてしまい、良い印象を与えることはできません。
ただ、1ヶ月で辞めた理由を上手くポジティブな表現で伝えることができれば、転職活動において特別不利になることはないでしょう。
また、短期間で辞めてしまった場合は失業保険が貰えず、経済的に負担になるかもしれません。
失業保険が貰える条件は「12カ月以上勤務していること」となるため、1ヶ月で辞める場合は経済的に余裕がないと難しいでしょう。
このように、1ヶ月で辞める場合はデメリットもありますが、上手くカバーできるのであればあまりデメリットを感じることはないかもしれませんね。
転職1ヶ月でやめる理由で多いものは?
転職したにもかかわらず1ヶ月で辞める場合の理由はさまざまです。
転職先は実際に働いてみないと分からないこともあるため、仕方ないのかもしれませんね。
ここからは、1ヶ月で辞める理由で比較的多いものをご紹介していきます。
雰囲気が合わないストレス
転職先の雰囲気が合わずにストレスになり、辞めてしまうケースは比較的多いです。
会社の雰囲気は一つとして同じところはありません。
例えば、若い世代が多く自分と合わないことや、静かな人が多くあまり関わりがないことなどもあるでしょう。
会社の雰囲気は、元々働いている人や業務内容によって異なります。
自分自身と会社の雰囲気が合わないと、そこに合わせなくてはならないためストレスをかかりますね。
そのため、辞めたくなってしまうこともあり、実際に辞めてしまう人も少なくありません。
人間関係に問題あり
人間関係に問題があり、辞めてしまうケースも比較的多いです。
会社は仕事をする場であり、そこではさまざまな人が働いています。
物静かな人や元気な人、優しい人や高圧的な人などがおり、実際に働いてみないと分かりません。
また、社内に派閥のようなものがあったり、常に皆で足を引っ張り合ったりする会社もあります。
そういった会社では、仕事に精を出すことができず、辞めたくなってしまうでしょう。
仕事をする場ではありますが、一人で仕事をするわけではありません。
また、長く働いたからと言って人間関係が改善されることはほぼないでしょう。
人間関係に問題がある場合は、自分のストレスになる前に早めに辞めたほうが良いですね。
仕事が覚えられない
仕事が覚えられないために辞めてしまうケースも比較的多いです。
今までと違った職種や業務内容の仕事に就く場合、誰でも1からのスタートになります。
そのため、覚えることも多く初めは大変ですね。
ただ、職種や業務内容によっては自分の能力では難しい場合もあり、自信をなくして辞めたくなるでしょう。
特に年齢が上がるにつれて覚えることが難しくなっていくため、50代以上の転職では良くあるケースかもしれません。
業務内容はある程度事前に知ることができますが、そのレベルは入社してみないと分からないこともあり、一概に転職者が悪いとは言えません。
しかし、頑張って覚える努力をすることは大切です。
必死で頑張ってみても難しい場合は、上司に相談するなどして退職を含めて考えてみても良いでしょう。
仕事内容に魅力を感じない
仕事内容に魅力を感じられず辞めてしまうケースもあります。
仕事内容は予めだいたい分かっていることが多いです。
しかし、転職後に「想像していた以上に退屈な仕事だった」や「実際に働いてみたら面白くなかった」などと感じてすぐに辞めてしまうこともあります。
これは自分自身が転職時にしっかりと転職先と仕事内容のすり合わせをしてこなかったことが原因です。
また、自分を知り、想像力を働かせて転職後のイメージを具体的にしておかなければなりませんね。
しかし、魅力的に感じない仕事をしていても長続きさせることは難しいため、早めに退職を切り出すほうが良いのかもしれないですね。
給料が少ない
給料が少ないことで辞めるケースも比較的多いです。
ある程度の給料は事前に分かっていることが多く、転職後は前の会社でもらっていた給料よりも低くなることもよくある話です。
しかし、中には「事前に聞いていた額と違う」ということもあります。
会社側が悪いわけですが、こういったトラブルは増えているようです。
もしも、このようなトラブルに見舞われた場合は、会社に確認をしたほうが良いでしょう。
もしかしたら“ただのミス”の可能性もあるからです。
ただのミスではなく、意図的に低くして改善もされない場合は辞めたほうが良いかもしれませんね。
転職先が合わない時にできることはある?
転職先が合わないと感じる場合、辞めるだけが選択肢ではありません。
辞める選択をする前に“すべきこと”や“やったほうが良いこと”があります。
ここからは、辞める選択肢をする前にできることをご紹介していきます。
期限を決めて様子を見る
合わないと感じた時は、期限を決めて様子をみても良いでしょう。
例えば、仕事が覚えられない場合や魅力を感じない場合などは、時間の経過とともに思ったよりも楽しく続けられるようになるかもしれません。
もちろん時間が経過しても難しい場合もあるため、期限を決めておくことが大切です。
また、人間関係に問題がある場合も、仕事に慣れていくことで改善されていく可能性もあります。
しかし、ハラスメントに該当するような場合や陰湿なイジメなどがある場合は、即辞めたほうが身のためでしょう。
身近な人に相談する
合わないと感じる時は、身近な人に相談してみると良いでしょう。
身近な人に聞いてもらうだけでスッキリとして「もう少し続けてみようかな」と思えることもあります。
また、自分では気づけなくても他人から見たらすぐに辞めたほうが良い、ということもあるでしょう。
身近な人に相談することで、第三者の目線で会社を見てもらい正常な判断を下すことができるかもしれません。
“身近な人”は、家族や友人などで良いですが、信頼できる人に相談するのが良いですね。
転職先の上司に相談する
合わないと感じる場合、転職先の上司に相談するのもおすすめです。
例えば、仕事が覚えられないや魅力を感じていない場合、相談してみることで励ましの言葉を貰え、続けてみることができるかもしれません。
また、転職先の上司は会社のことを一番よく分かっています。
会社のことや社員のことを分かった上で話を聞いてくれるため、話しがスムーズで的確な回答が得られるでしょう。
もしも、上司に相談しても何も変わらないと感じる場合は、退職を検討しつつ他の方法で悩みを解決していきましょう。
自分の市場価値を再確認する
合わないと感じる場合、自分の市場価値を再確認することも大切です。
例えば、自分自身が過去学んできたことやキャリアなどを考えると、もしかすると転職先でのあなたの市場価値は低い可能性もあります。
逆を返せば、別の職場であればあなたの市場価値が高くなる可能性もあるのです。
そのため、自分の市場価値を知ることは、最適な職に就くためにも必要なことです。
市場価値を知れば、今後の転職でのミスマッチを少なくすることもできるでしょう。
会社を1ヶ月で辞めると言いづらいのはなぜ?
1ヶ月で辞めると言いづらいのは「さすがに早すぎる」や「何年かは続けないと……」という思いがあるからではないでしょうか?
また、せっかく面接や教育に時間を割いてくれた会社や先輩たちに「申し訳ない」という思いもあるかもしれません。
そう感じてしまうのは当たり前で、優しい人や周りに気を遣う人だと余計に強く感じるでしょう。
しかし、辞める原因が会社にあり、心身の健康を損なう可能性があるならば仕方ありません。
それはあなたの責任ではないうえに、何かあっても会社や先輩たちは助けてくれるわけではありません。
ただ、もしも自分の能力などによって辞めたいと感じるのであれば、まずは相談をしてみるのが良いでしょう。
会社を1ヶ月で辞めると言いづらい時の対策
辞めると言いづらいときは「相談してみる」や「しっかりと順序を踏む」ことを意識しましょう。
上司や先輩などに相談することで、何かしらの解決策を出してくれるかもしれません。
また、自分の現状や問題点などを教えてもらうことで、自分自身で改善できる可能性もあります。
相談するときは「辞めようと思っている」と伝えることで、会社側も覚悟ができます。
相談後に考えても気持ちが変わらなければ、相談する前よりも伝えやすくなるのではないでしょうか?
また、退職する際にはしっかりと順序を踏むことも大切です。
“辞めたいけど言いにくいから”といって無断欠席をしたり、何も言わずに辞めた気になっては会社側に迷惑がかかってしまいます。
次でやるべきことをご紹介していますので、社会人としてやるべきことをしてからやめましょう。
転職先を1ヶ月で辞めるときにやるべきことは?
転職先を1ヶ月で辞めるときは、言いづらくてもしっかりと順序を踏んで辞めなければなりません。
無断で辞めるような行為は会社側に迷惑がかかるため、絶対にいけません。
辞めるときにやるべきことを知って、堂々と辞めるようにしましょう。
転職先に退職を申し出る
言いにくいかもしれませんが、まずは退職を申し出なければ始まりません。
退職するにあたって一番の難関となりますが、これをしてしまえば後は気が楽になりますよ。
勇気をもって上司に退職したい旨を伝えましょう。
時間を見計らって上司に少し時間を取ってもらい、直接伝えるようにしてください。
その際に引き留められたくない場合は、あまり具体的に理由を話さないほうが良いかもしれません。
また、入ってすぐでまだ上司に当たる人がいない場合は、人事に直接伝えても問題ありません。
引継ぎ・貸与物の返却
退職を申し出たあとは、引継ぎなどが必要になります。
しかし、入って1ヶ月程度だとまだ引き継ぐようなこともないかもしれません。
もしも入社後すぐに任されていた仕事があった場合は、必ず誰かに引継ぎをしましょう。
また、退職日には貸与物の返却が必要になります。
例えば、パソコンや社用携帯など、会社から借りているものは全て返さなければなりません。
入社後1ヶ月だと、まだ有休もなく最後まで出社することになると思います。
そのため、出社最終日に忘れずに返すようにしてください。
特にロッカーの鍵などの小さいものは、うっかり忘れやすいので気をつけましょう。
重要書類を受け取る
出社最終日は会社側から重要書類を受け取らなくてはなりません。
例えば、雇用保険被保険者証や源泉徴収票、離職票や退職証明書などがあります。
これらの書類は今後、保険の手続きなどに必要になるため必ず受け取りましょう。
また、会社によっては後日郵送という方法をとっているところもあります。
その場合は、書類を受け取るまで時間がかかるので注意が必要です。
公的手続きをする
退職後の再就職先が決まっていない場合、保険の切り替えなどの公的手続きをしなければなりません。
年金の切り替えや健康保険の切り替えなどは、自分自身でする必要があるため気をつけてください。
また、切り替えは期限が設けられているものもあるため、退職後できるだけ早く手続きをしましょう。
もしも、次の仕事が決まっている場合は、新しい会社のほうで加入手続きをしてくれるため、あなたがする必要はありません。
ただ、書類などの提出を求められるため、書類は大切にとっておきましょう。
再就職先を見つける
再就職先は、できれば前職で働いている間に見つけられると安心です。
しかし、そう上手くはいかないこともありますよね。
再就職先が見つかっていない場合は、ハローワークや求人サイトで再就職先を見つけましょう。
今回の転職であなたは自分に何があっているのか、どんな職場を求めているのかが見えたと思います。
自分の市場価値も考えて、自分の求める条件にあった仕事を探していきましょう。
“再就職先がなかなか見つからない”なんてこともあるかもしれません。
しかし、焦ると視野が狭くなり、転職先を見つけても同じことを繰り返してしまうかもしれません。
経済的に困る場合もあると思いますが、焦りは禁物です。
まとめ
今回は、転職先を1ヶ月で辞める場合についていろいろとご紹介してきました。
転職した先が合わないと辞めたくなってしまいますね。
人間関係の問題や自分の能力に合わないなど、辞めたくなる理由はさまざまです。
ただ、辞めたいと思っても様子を見たり上司に相談したりして、やれることはやってみましょう。
もしもそれでも気持ちが変わらないのであれば、しっかりと順序を守って退職手続きをとってください。
1ヶ月で辞めてしまうのは心苦しいかもしれませんが、考えた結果辞めたほうが良いと思うのであれば仕方ありません。
あなたの人生なので、自分を大切に楽しく働ける場所で働くようにしましょう。
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