身に覚えのない着信通知は、誰からなのだろうと不安になりますよね。
そんななか「通知不可能」という着信通知を見たことはありませんか?
「大事な用事かもしれないし…」と電話に出てみると、中国語などの外国語の音声が。こういった不審な電話に出てしまうと、「何か詐欺に引っかかってしまったのかもしれない」と怖くなってしまいます。
そこで今回は、通知不可能の電話に出てしまったときの対処法を調査してみました!
通知不可能の電話に出てしまったときの料金は?
外国からの通知不可能な電話がかかってくるケースの中には、「国際ワン切り詐欺」と呼ばれる詐欺があります。
この詐欺では、電話が鳴ってもすぐに切れてしまうため不在着信が残ります。うっかりかけ直すと多額の通話料を請求されることが。
電話をかけ直すつもりがなかったとしても、誤って通話ボタンに触れてかけ直してしまうケースもあるため、通知不可能の着信があった場合は慎重に履歴から削除するのが良いでしょう。
また、電話に出てしまっただけでも通話料を取られることがあります。通話時間が長くなるほど通話料がかかるので、知らない番号や国際電話からの通知不可能の着信には、安易に出ないよう気をつけましょう。
通知不可能の電話は怖い?
通知不可能の電話がかかってくると不安になってしまいますが、「個人情報を守りたい」という理由で自分の電話番号を通知しない設定にしている人もいます。意外にも、知り合いからのいたずらだったということもありますが…これは稀なケースです。
やはり、通知不可能の着信は基本的に迷惑電話な可能性が高いといえます。
非通知の電話が頻繁にかかってくる場合、個人情報が漏れているかも。例えば、サンプルをもらうためにアンケートに答えたり、ポイントサイトで申し込んだ結果、個人情報が売られている可能性があります。
営業電話ならまだしも、オレオレ詐欺や振り込め詐欺、不法侵入する前に在宅確認をするため、ストーカーなどの犯罪行為をする際に通知不可能で電話をかけることも多いため、通知不可能だからと過剰に怖がる必要はありませんが、警戒心を持つことは大切です。
通知不可能の電話についての対処法
通知不可能の電話に出てしまったときの対処法
通知不可能の電話にうっかり出てしまった場合、適切な対応が重要です。
まず、相手にあなたの番号が有効であることを確認させないため、相手が話し始める前にすばやく電話を切りましょう。
もしすぐに通話を切ることができなかったり声を発してしまったら、相手が話し始めた場合でも、個人情報を提供しないよう注意してください。
相手から与えられた情報については、確認を取ることが重要です。例えば、企業名を名乗った場合は、後でその企業に直接問い合わせて情報を確認するなどの対策を。
また、迷惑電話だと確信した場合は迅速に電話を切り、その番号をブロックしましょう。スマートフォンには基本的に着信ブロックの機能があり、簡単に設定できます。
通知不可能の電話に出てしまったあとの対処法
Androidスマートフォンの場合、設定で通知不可能な電話を着信拒否できます。
iPhoneの場合、通知不可能な電話を着信拒否する機能は提供されていません。アプリを使用したり、キャリアの迷惑電話拒否サービスを活用する方法があります。
通知不可能の電話に対して事前にできること
Androidの場合
Androidスマートフォンの場合は、端末によって設定方法が異なります。
基本的な方法としては、「電話」または「ダイヤル」など、電話アプリから「設定」から「番号指定拒否」を選択し、「通知不可能/非通知番号をブロック」と進んで設定をオンにしましょう。
iPhoneの場合
iOSの「設定」アプリから、「電話」を選択し、「不明な発信者を消音」という設定をオンにすることで、通知不可能の着信があっても、着信音は鳴らず不在着信の通知と履歴だけが残ります。
ただしこの設定をオンにすると、電話帳に登録していない相手も「不明な発信者」と認識されてしまうため、着信音が鳴りません。企業やお店からので着信も、すぐに受けられなくなる可能性があるので気を付けましょう。
通知不可能の電話に対するキャリア別対処法
ドコモ
ドコモでは、何度も繰り返しかかってくる迷惑電話や、いたずら電話を拒否できる「迷惑電話ストップサービス」という月額無料のサービスがあります。
あらかじめ迷惑電話の番号を登録しておくと、着信があった場合に「おかけになった電話番号への通話はおつなぎできません」というガイダンスが相手に流れて強制的に通話を終了してくれます。
なお、迷惑電話がかかってきたということは自分には分からないため、何度も迷惑電話がかかってくるというストレスからも解放されます。
Softbank
ソフトバンクでは、「ナンバーブロック」という月額110円(税込み)のサービスがあります。
ソフトバンクのウェブサイトやアプリから簡単に、特定の番号や、通知不可能の着信をブロック設定することができます。
au
auでは、「迷惑電話撃退サービス」という月額110円(税込み)のサービスがあります。
ブロックしたい番号を登録すると、着信があった場合に「お断りガイダンス」が流れて着信できないように設定できます。
通知不可能がしつこい場合の対処法は?
何度も通知不可能の着信が続くとストレスや不安を感じてしまいますが、感情に振り回されず冷静に対処することが大切です。
まず、着信が迷惑電話かどうかを冷静に判断し、もし迷惑電話であると判断した場合には、その番号をブロックすることがおすすめ。設定も簡単なので、通知不可能の着信がかかってくる前に予め対策しておくのも良いでしょう。
通知不可能は警察からもかかってくる?
「警察からの着信で通知不可能と表示される」という噂をネットで見かけましたが、実際には警察から連絡をする場合に電話番号を通知不可能にすることはないようです。
稀に番号が表示されないこともあるため、警察を名乗る着信があった場合には、相手先の情報をしっかり確認することが大切です。
通知不可能の電話が自動音声の場合は?
通知不可能の電話で自動音声だった場合、音声ガイダンスに従ってボタンを押してしまうと、詐欺に巻き込まれる可能性があります。
外国語の自動音声で聞き取りができないと、ボタンを操作して進むことはあまりないとは思いますが…詐欺の着信には様々なパターンが存在するため、反応しないことが重要です。
SNSでも「通知不可能の着信に出たら中国大使館からの自動音声が流れた」という体験談が多く見受けられます。このような場合は、すぐに電話を切り、相手に反応しないようにしましょう。
「通知不可能 出てしまった 料金」を調べている人がよく思う質問
まとめ:あらかじめ拒否設定しておくと安心
通知不可能の電話に出てしまったときの対処法を調査してみました!
突然、通知不可能という怪しい電話がかかってくると不安に感じてしまうでしょう。
家族や知り合いが、国際電話や公衆電話から緊急で電話をかけてくる可能性も考えられますが、そのような状況が考えにくい場合は、そういった通知不可能からの着信には出ないようにしましょう。
もし通知不可能の着信に出てしまった場合は、すぐに切るか、こちらの情報は漏らさないよう注意が必要です。
スマートフォンを利用した詐欺は日々進化しており、より巧妙になっています。
通知不可能の着信については、着信ブロックしておく機能やサービスがあるため、予め設定して通知不可能の着信が表示されないようにしておきましょう。
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