手のひらサイズで、購入しやすい価格に場所もそこまで取らないことから、人気動物のハムスター。
一度は飼育を考えたことがある家庭も多いのではないでしょうか?
とっても愛らしい顔立だちをしており、見ていて飽きませんが実はとても寿命が短く、2年~3年と言われています。
大事な家族の一員なので、1日でも長く生きて欲しいと思う方も多いことから、今回は死にかけから復活することはあるのか?
また、衰弱回復や死にそうな時の対処法を紹介していきます。
ハムスターが死にかけから復活することはある?
ハムスターが死にかけから復活することはあります。
YouTubeなどでも死にかけたハムスターが奇跡の生還を果たしたなどの動画が多くアップされていますし、ブログなどもありました。
中には、死にかけて復活したことはないという情報もありましたが、次項で紹介する対処法を施すことで復活することはあると思われます。
ハムスターが死にそうな時の対処法は?
ハムスターが死にそうな時の対処法を3つ紹介していきます。
ぜひ、参考にしてみてください。
温める
ハムスターの様子がおかしい場合、まずは温めることから始めてください。
ハムスターは温度変化に敏感で、環境温度の低下に弱い傾向があります。
適切な温度管理は、ハムスターの健康を守る上で非常に重要なので、以下のステップで温めましょう。
・手で温める:温めるのに一番良い方法です。手で包み込んであげてください
・暖かい布で温める:柔らかい布に包むことで、自然な形で温かさを提供できます
ここで注意して欲しいのは、ハムスターに熱源が直接触れる温め方をすることです。
温度が高すぎないように注意し、ハムスターの反応を観察しながら調整しましょう。
このように温めることでハムスターの循環機能が改善され、復活を促進することがあります。
砂糖水を飲ませる
2つ目は砂糖水を飲ませることです。
体力が落ちているハムスターには、エネルギーを迅速に補給するために砂糖水を与えることが有効といわれています。
スポンジやシリンジを利用し、少量ずつ与えてください。
砂糖水の効果としては、脱水状態を防ぎ、迅速に必要なエネルギーを供給することができます。
しかし、ハムスターが苦しがっている場合は無理に飲ませず、様子をみるようにしましょう。
また、砂糖水は一時的な対応策なので、少し食欲が出てきたら栄養バランスの良い食事を与えます。
柔らかくした食べ物を与える
3つ目は柔らかくした食べ物を与えることです。
砂糖水を飲み少し復活してきたら、消化しやすい食べ物を段階的に与えましょう。
適切な固形物の食べ物は、ハムスタ―用のペレットや柔らかくした野菜や果物などがあげられます。
少量から始め、反応を見ながら徐々に量を増やしていき、回数も少量を何回かに分けて与えるとよいでしょう。
しかし、中には消化器系が弱っている子もいるため、慎重に与える必要があります。
上記ステップを踏んでも状態が改善しない場合は、動物病院への受診をおすすめします。
ハムスターが弱っているときの前兆は?
ハムスターの寿命は2年~3年と言われているため、2年程度経過してくると明らかに弱ってくるのが目に見えるようになります。
ここでは、ハムスターが弱っているときの前兆について紹介します。
食欲がない
明らかに体調が悪いことがわかるのは、食欲低下です。
そのため、すぐに変化に気づけるよう、日々の食事管理が大事といえるでしょう。
ハムスターは夜行なので直接エサを食べる姿を見る機会は少ないと思うので、エサの量を一定にし、どれだけ食べているかをチェックしてください。
また、体重を記録することでも変化に気づけることがあります。
体温が下がっている
ハムスターだけではなくほとんどの動物は、死ぬ前になるとだんだん体温が下がってきます。
ハムスターの平均体温は「37.5~38度」と人間より少し暖かいため、身体に触れれば体温の低下を容易に感知できるでしょう。
毛並みが悪い・脱毛している
ハムスターは綺麗好きな動物として知られており、毛づくろいはリラックスしている状態に出る行動です。
そのため、いつもは綺麗なはずの毛並みが悪く、脱毛している場合は体調不良の可能性が高いため、注意が必要だといえるでしょう。
下痢が続いている
老化によって内臓の働きが悪くなり、消化の機能も低下するため、下痢が多くなります。
ハムスターにとって、下痢による脱水症状は命の危険があるため、下痢が続く場合は獣医師に相談しましょう。
寝ている時間が長い
ハムスターの1日の睡眠時間は約12~14時間といわれています。
しかし、高齢になると体力が衰えさらに睡眠時間が長くなります。
そのため、明らかに睡眠時間が長くなった場合は、死が近づいているサインかもしれません。
ですが、ケガをしていたり体調不良である可能性もあるため、獣医師に相談してみましょう。
ハムスターが死にかけてるときの特徴は?
ハムスターが死にかけている時にはいくつかの特徴が現れるといわれています。
ここでは、ハムスターが死にかけているときの特徴について探ってみました。
動かないが呼吸をしている
ハムスターが死にかけている時は、既に息が止まりかけということが多いです。
気づいた時には全く動かず、呼吸はかろうじてしているものの、虫の息というイメージでしょうか。
そのままゆっくり心臓が止まることが多いため、最後まで見届け死後硬直が始まっているかをチェックしましょう。
動かないが目をあけている
動かないが目をあけている時も既に死にかけている直前のサインかもしれません。
その際は、まず呼吸をチェックし、呼吸をしていなければ亡くなっていると考えて良いでしょう。
鼻や口から異常な音がする
ハムスターは口呼吸ができず鼻呼吸です。
そのため、死にかけている際に何か病気になっているようであれば、鼻や口から異常な音がします。
鼻であれば鼻づまりで息が苦しいということや、口であれば気管支炎などどれもハムスターにとっては命取りの怖い病気です。
そこからゆっくりと呼吸が止まっていく可能性もあるため、注視しておいてあげてください。
動きが極端に鈍い
ハムスターが死に近づいていると動きが極端に鈍くなります。
朝確認した場所に、時間が経過しても動いていないなどの場合は、死が近づいているサインかもしれません。
老化などで動きが鈍くなるのは当然な現象なのですが、そこまで極端に鈍い動きをするというのは死にかけている証拠である可能性が高いでしょう。
疑似冬眠の可能性も
ハムスターは冬場などにケージ内の温度が10度を下回ると、仮死状態になる疑似冬眠に陥ります。
この疑似冬眠を放置しておくと高い確率で本当に命を落とすことになるのです。
死んでしまったと驚く方も多いと思いますが、疑似冬眠は仮死状態になっているだけなので、死後硬直はありません。
体が冷たく固まっていない状態であれば、疑似冬眠の可能性があるため、すぐに体を温め疑似冬眠から目覚めさせましょう。
ハムスターが死にかけたら病院に連れていってもいい?
ハムスターが死にかけていたら病院に連れていっても大丈夫です。
その際は、温度変化やゲージを動かすことによる衝撃に十分注意しましょう。
病院では処置を施してくれると思いますが、死にかけている状態から復活するのは難しい点を十分理解した上で連れていってください。
「ハムスター 死にかけ 復活」を調べている人がよく思う質問
最後に「ハムスター 死にかけ 復活」を調べている人がよく思う質問について答えていきましょう。
まとめ
今回は、ハムスターが死にかけている時の兆候や特徴、復活することはあるかなどを紹介してきました。
ハムスターが死にかけている時に復活することはあります。
しかし、寿命は2~3年と短く、2年辺りを過ぎると老化現象が見られるでしょう。
紹介したような兆候や特徴などが見られたら、飼い主さんも心の準備をし、最期まで後悔ないようお世話をしてあげてください。
コメント