会社のパソコンの私的利用はしてはいけないことですが、ブラウザの履歴を消せばバレない気もしますよね。
会社は別の方法でも私的利用を把握しているのでしょうか。
ログを把握している場合には、どこまで把握しているのか気になりますね。
今回は
・会社のパソコンの私的利用はバレるのか
・ログはどこまでわかるのか
・私的利用がバレない方法はあるのか
などについて解説します。
会社のパソコンの私的利用はバレる？
会社に導入されている機器やシステムには、通信や閲覧の履歴を保存する機能が備わっています。
従業員のパソコンを用いての行動は、システム管理者がいつでも確認できる状態であると言えるでしょう。
会社のパソコンのログはどこまでわかる？
会社のパソコンのログで分かる内容は以下の通りです。
・どの機器を用いていたのか 例）○○支社、○階、○○番目の机のPCで
・誰がアクセスしていたのか 例）社員番号○○が
・いつアクセスしていたのか 例）15時05分に
・どこにアクセスしていたのか 例）https://○○○.jpに
※優れた管理機能を持つ機器やシステムの場合
ほぼすべてのことが分かってしまうのですね。
会社のパソコンの私的利用を休憩時間にしたらどうなる？
私的利用が頻繫でなかったり、私的利用の内容が悪質でなければ、初めは上司や管理者からの口頭注意などで済むでしょう。
私的利用を頻繫にしていたり、私的利用が原因で情報漏洩やウイルス感染を引き起こした場合には、厳しい処分が課されるでしょう。
会社のパソコンは業務を行うために、会社が導入している機器です。
休憩時間とはいえ、私的な利用はやめておきましょう。
会社のパソコンを私的利用すると処分される？
会社のパソコンを私的利用して処分される可能性はあります。
私的利用の頻度が少なかったり、情報漏洩やウイルス感染の恐れが低ければ、口頭注意や始末書の提出程度で済むでしょう。
私的利用の頻度があまりに多すぎたり、情報漏洩やウイルス感染を引き起こす恐れがある・引き起こした場合には、以下のような処分が下されるでしょう。
・減給
・出勤停止 ※出勤停止中は賃金が支払われないことが多いです
・降格
・諭旨解雇、懲戒解雇 諭旨解雇…社員へ自主的な退職を求める処分
会社のパソコンの私的利用がダメな理由は？
仕事をきちんとこなし、成果も出しているのであれば、暇な時間に会社のパソコンを私的利用してもいい気もしますよね。
しかしながら、一般的には会社のパソコンの私的利用はしてはいけないことになっています。
どうして私的利用をしてはいけないのでしょうか。
業務に関係のない行為だから
就業時間中、従業員は業務に専念しなければいけません。
これは会社に属する従業員が背負う義務です。
そのため、私的利用は業務に関係のない行為、つまり義務に反する行為となるのです。
それに会社のパソコンは、会社が費用を負担して購入した物です。
私物ならともかく、会社の所有物なのでなおさらですね。
余分なコストがかかるから
会社のパソコンを用いての情報通信には様々なコストがかかり、コストも会社が全て負担しています。
具体的には通信費や電気代、各種システムの運用費などです。
会社としても余計なコストがかかるのは良くないので、私的利用が禁止されていると言えるでしょう。
不正アクセスやウイルス感染の恐れがあるから
会社のパソコンを用いた悪質なサイトの利用などより、不正アクセスやウイルス感染の恐れも高まります。
不正アクセスやウイルス感染により情報漏洩が起これば、多額の損害が発生し、会社の信頼も失墜するでしょう。
これらのリスクを回避するためにも、会社のパソコンの私的利用は禁止されています。
会社のパソコンのログを残さないようにするには？
もし仮に会社のパソコンを私的利用してしまった場合に、ログを残さないようにする方法はあるのでしょうか。
ブラウザの閲覧履歴を削除すれば、とりあえずは大丈夫な気もしますね。
会社のパソコンを自前のWi-Fiに接続するのもよさそうな気がします。
会社のパソコンの履歴を削除したら大丈夫？
会社のパソコンの履歴を削除した場合、ブラウザ上の履歴は消えますが、ログは消えません。
社内ネットワークに導入されている機器やシステムは、通信の内容を記録でき、管理者も閲覧が可能です。
優れた機器やシステムであれば、誰が、いつ、どこで、何を見たのかを詳細に把握できます。
会社のパソコンをWi-Fiにつないだら大丈夫？
会社のパソコンは社内ネットワークに組み込まれていたり、セキュリティソフトやシステムが導入されていて、それらにログも保存されます。
そのため、会社のパソコンを自前のWi-Fiにつないでも、ログが残る場合がほとんどでしょう。
システム管理者はいつでもログの確認ができる点も把握しておきましょう。
会社のパソコンの私的利用がバレないためには？
システム管理者なら機器やシステムのログを削除するのも容易ですが、一従業員には不可能です。
パソコンの利用状況は、システム管理者や上司がいつでも見れるものだと把握しておきましょう。
まとめ：会社のパソコンを私的利用するのはリスクが高い
会社のパソコンの私的利用はバレるのか、ログはどこまでわかるのか、私的利用がバレない方法はあるのかなどについて解説しました。
【私的利用はバレるのか】
会社のパソコンの私的利用は、高確率でバレます。
私的利用の内容があまりにも悪質であれば、諭旨解雇や懲戒解雇となる恐れもあります。
【ログはどこまでわかるのか】
ログがどこまでわかるのかは、会社が導入している機器やシステムの性能によって異なります。
性能が良ければ「どのパソコンで、いつ、誰が、何をしていたのか」まで分かります。
【私的利用がバレない方法はあるのか】
システム管理者でない限りは、私的利用がバレない方法は無いでしょう。
会社のパソコンの私的利用はリスクが高く、会社や取引先に損害が発生する恐れもありますので、やめておきましょう。
コメント