シュールストレミングで死亡?生産終了なのか?匂いや味・うまいかについても調査!

強烈な匂いを発する食べ物として有名なシュールストレミングをご存じでしょうか?

ニシンの塩漬けを缶詰にした商品で、その強烈な匂いから罰ゲームとして用意されることも多いです。

そんなシュールストレミングで死亡した例があるというウワサがあります。

本当にシュールストレミングで人が死ぬことはあるのでしょうか?

今回は、シュールストレミングで死亡するのか、死亡例や事件についてご紹介していきます。

目次

シュールストレミングで死亡?

シュールストレミングは、強烈な匂いを発する缶詰で罰ゲームとして用意されることが多いです。

そんな強烈な匂いによって死亡した例があるというウワサがあります。

本当にシュールストレミングで人は死ぬのでしょうか?

まずは、シュールストレミングで人は死ぬのかどうかをご紹介していきます。

シュールストレミングで死亡することがある?

結論から言うと、シュールストレミングで死亡することはありません。

シュールストレミングは強烈な匂いを発しますが、決して毒ガスや毒が含まれる食べ物ではありません。

そのため、匂いを嗅いだり食べたりしても死ぬことはありません。

ただ、例えとして“死ぬほど臭い”や“死亡フラグ”と言われるほどです。

そういった表現から「シュールストレミングは人が死ぬ」という声が出たのではないかと考えられます。

シュールストレミングで死亡した人は過去にもおらず、ただのウワサに過ぎません。

あまり嗅ぐのをおすすめできるものではありませんが、決して死ぬことはないので安心してください。

シュールストレミングの死亡例は?

シュールストレミングで死亡した例は一例もありません。

ただし、失明する恐れはあると言われています。

そのため、開封時にはゴーグルなどを着用するのがおすすめです。

発酵させたニシンを缶詰の中でさらに発酵させるシュールストレミングは、中にガスが溜まります。

ガスが開封時に漏れ出るとき、缶の中身が飛び散る可能性があるのです。

それが目に入ると大変です。

もちろん絶対に失明するわけではありませんが、目に何かしらの影響はあると思われます。

開封する際には、ゴーグルなどを着用して開封することをおすすめします。

開封時にガスを浴びたり中身を浴びたりしたとしても死ぬことはありません。

ただ、強烈な匂いが身体につくことで、いつまでも匂いが取れずに気が遠くなるかもしれません。

シュールストレミングを匂いを例えると?

シュールストレミングは、強烈な匂いが有名です。

自分で開けるのは怖いですが、どのような匂いがするのか気になりますよね?

シュールストレミングの匂いは以下のように例えられます。

  • 食べ物の腐った匂い
  • 下水の匂い
  • チーズの匂い
  • おならの匂い
  • 硫黄のような匂い

どの例えも軽い〇〇の匂い」ではありません。

状態がひどく、鼻がもげるような「ひどい〇〇の匂い」を想像してください。

特に発酵が進み、缶が膨らんだシュールストレミングは、かなり強烈でしょう。

怖いもの見たさで興味がある方もいるかもしれませんが、相当な覚悟をして開封しなければなりませんね。

シュールストレミングの事件例は?

シュールストレミングは、死亡した例は一件もありません。

しかし、シュールストレミングが原因で事件になったことはあります。

どのような事件になったのでしょうか?

ここからは、シュールストレミングが原因で起きた事件をご紹介していきます。

ロシア大使館への投げ込み事件

2022年、フィンランドのロシア大使館にシュールストレミングが投げ込まれる事件が起きました。

投げ込まれたシュールストレミングは、開封された状態で投げ込まれ、匂いの強烈さからある意味、テロと言えるでしょう。

化学兵器や爆発物とは若干異なりますが、シュールストレミングは缶内部でガスが発生していることもあり、破裂する可能性もあり危険です。

なにより大使館への攻撃や嫌がらせは、国際法違反に当たる可能性があります。

嫌がらせの犯人の情報は見当たりませんでしたが、褒められた行為ではありませんね。

音楽フェス場の爆発事件

2014年に、スウェーデンのウルリーセハムンで行われた音楽フェスで爆発事件が起きました。

小型の爆弾がシュールストレミングの上に設置されており、それが爆発したことでシュールストレミングの強烈な匂いが周辺で漂っていたそうです。

この事件の恐ろしいところは匂いだけではありません。

設置された小型爆弾の威力は凄まじく、会場の窓ガラスが割れるほどの威力があったと言います。

爆発の強さからただのいたずらでは済まされず、警察が捜査に乗り出しました。

幸いにもけが人などはいなかったようですが、犯人は何を思ってシュールストレミングも用意したのでしょうか。

昔の缶詰を発見し軍に通報した事件

2014年、ノルウェーの山小屋にて25年もの間放置されていたシュールストレミングが発見されました。

長年放置されていたため、缶はかなり膨張し心配になった家主は爆発を恐れて軍に通報したそうです。

軍は、爆発物ではないことを家主に伝え、スウェーデンの缶詰の専門家が紹介し専門家が開封を行いました。

開封時には特に爆発などは起きなかったようですが、長年放置されていたことから匂いが強く、中のニシンも腐敗が進みとても食べられる状態ではなかったようです。

少しお騒がせ事件な気もしますが、確かに缶が爆発したら怪我をする恐れがあるため“怖い”と思う気持ちは分かりますよね。

物が物だけに“どうなってしまうのか!”と不安になる気持ちも分からなくもありません。

ガス漏れの異臭事件

2012年、スウェーデンのストックホルム近くのゼーデルマルムという地域で、異臭騒ぎが起きました。

結果としては、誰かがシュールストレミングパーティーを開催したことで匂いが周辺に漏れ出たことが原因でした。

しかし、硫黄などの匂いと勘違いするほどのシュールストレミングですから、近隣住民はガス漏れと勘違いしてしまい、レスキュー隊や救急車や消防車などが出動する事態になりました。

何事もなく、お騒がせ事件として幕を閉じましたが、それだけの威力があります。

シュールストレミングはあまり自宅で開封しないほうがいいとも言われていますが、事件に発展してしまうこともあるため、外で開けたり大量に開けたりするのも危険ですね。

シュールストレミングはうまい?味は?

シュールストレミングは、ニシンを発酵させた食べ物です。

日本でも発酵させて食べる食べ物はさまざまありますが、それとは比べ物にならないほど臭いと言われています。

しかし、味は美味しいと感じる人も少なくありません。

塩気が強いのでそのまま食べるとしょっぱすぎてしまうかもしれません。

しかし、サラダやパンなどと一緒に食べたり挟んで食べることで美味しく感じられるようです。

本場スウェーデンでも何かと挟んで食べることが多いようです。

ただし、匂いが強いために味わって食べることはできないかもしれません。

特に匂いに敏感な人は食べてる最中も気持ち悪さを感じる方もいます。

全員が美味しいと感じるかは分かりませんが、美味しく食べられる人もいる食べ物です。

シュールストレミングは生産終了している?

シュールストレミングは“生産終了した”というウワサもありますが、決してそんなことはありません。

古くから本場スウェーデンでも好きな人には好かれてきた食べ物です。

日本では罰ゲームとして人気のものですが、味が好きな人もいて需要はあります。

決して生産終了になっていませんが、輸入量制限などにより現在はネット通販などでしか購入できません。

もし欲しい方はAmazonなどの通販サイトを見てみてくださいね。

シュールストレミングは誰が食べるの?

シュールストレミングは、スウェーデンで古くから食べられてきた食べ物です。

本場スウェーデンではお祝いのときに食べると言われています。

ただし、スウェーデンの人であっても好き嫌いは分かれており、日本の納豆やくさやと同じ扱いであると思われます。

日本でもシュールストレミングが好きで食べる人もいるかもしれません。

ただ日本では罰ゲームとして用意され、食べさせられることが多くあまり良い印象はありません。

本場スウェーデンではお祝いの場で食べることがあるほど、慣れ親しんだもののようです。

どのような食べ物でも人によって好き嫌いがあるのと同様に、シュールストレミングを好きな人もおり、好きな人からしたらご馳走なのかもしれません。

シュールストレミングはなんのために作られた?

中世ヨーロッパでは、塩漬けにしたニシンが多く流通していました。

しかし、スウェーデンではニシンが大量に捕れるものの、塩漬けにするための塩が少なく貴重品となっていたのです。

その結果、完全に腐敗することはありませんでしたが、発酵を止めることはできなかったようです。

それが現在のシュールストレミングの始まりです。

発酵しただけでは食べられないわけではなく、塩を制限したとしてもニシンを保存ができることが広まり、17世紀ごろには王軍の主要糧食となったと言われています。

シュールストレミングが生まれたのはスウェーデンの食料事情があったのです。

昔は保存食を作っておくことが多かったため、保存食としてシュールストレミングも作られたと言えます。

シュールストレミングはドンキやカルディで購入可能?

シュールストレミングは、ドンキやカルディなどの実店舗では購入できません。

輸入量制限がかかったこともあり、現在は通販サイトなどでしか購入できないのです。

現在販売されている通販サイトは、Amazon三幸貿易という食品の輸入や輸出を行う会社が販売しています。

販売されているシュールストレミングの価格は、2024年7月現在1個あたり5,940円(税込)とかなり高額です。

元々価格は高かったのですが、近年の円安の影響も受けてこの価格となっています。

6,000円近くを払っても食べられるか分からないうえに、匂いもスゴイとなればちょっとリスクが高すぎる気がしますね。

しかし、購入はできますので気になる方はぜひAmazonで検索して注文してみてくださいね。

ただし、注意事項はしっかりと守って、自己責任でお願いします。

「シュールストレミング 死亡」を調べている人がよく思う質問

シュールストレミングはなぜ空輸禁止になったのですか?

飛行機は気圧が低くなることから、中身が膨張し破裂することを恐れて禁止されています。

飛行機内で配られるスナック菓子が膨らんでいますが、気圧が関係しており、空輸中シュールストレミングも同じように膨張するのです。

その結果飛行機内で破裂してしまう可能性もゼロではなく、破裂した場合の被害は尋常ではありません。

シュールストレミングはどれぐらい臭いですか?

下水の匂いや硫黄の匂いと表現されます。

臭さを測定できる機械で測定した結果、堂々1位を獲得するほどに臭いです。

臭さのレベルは、納豆が452Auであるのに対して、シュールストレミングは8,070Auと納豆の18倍近くも強烈な臭さであることが証明されています。

世界三大臭い食べ物は?

シュールストレミング、ホンオ・フェ、エピキュアーチーズです。

ホンオ・フェは朝鮮料理の一つでエイを発酵させた料理で、アンモニア臭が強いと言われています。

また、エピキュアーチーズは缶の中で熟成させる特徴をもつニュージーランドのチーズで、酸味が強くどのチーズよりも臭いとされていますよ。

世界一やばい缶詰は?

シュールストレミングは、世界一やばいと言われる缶詰です。

ニシンの塩漬けを発酵させ、缶に閉じ込めてさらに発酵させた食べ物です。

強烈な匂いを発し、時に事件に発展することもあります。

まとめ:気になる方は一度食べてみては?

今回は、シュールストレミングについてご紹介してきました。

シュールストレミングはご存じのとおり強烈な匂いが特徴の魚の缶詰です。

その匂いから“死ぬほど臭い”と言われますが、死んだ例は一例もありません。

ただ、匂いからガス漏れなどと勘違いをされて事件に発展することもあるほどのものです。

現在日本では、実店舗での販売はされておらずAmazonでのみ販売がされています。

気になる方は一度試してみても良いですが、注意事項はしっかりと読み自己責任でお願いします。

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