近年は、結婚式に対する考えや捉え方も大きく変わり、特に、金額を抑えたいや少人数で行いたいという方もおり、小さな結婚式を求めて利用する方も増えました。
しかし、そんな小さな結婚式は“ひどい”や“しょぼい”という声があります。
本当にそうなのでしょうか?
今回は、小さな結婚式のデメリットや後悔しそうな人、小さな結婚式のメリットも含めてご紹介していきます。
小さな結婚式がひどい・しょぼいって本当?
小さな結婚式が「ひどい」や「しょぼい」と言われることがありますが、決してそんなことはありません。
確かに、大きなチャペルや招待客の多さは結婚式を豪華にしてくれますが、小さな結婚式はしょぼく見えてしまうかもしれません。
しかし、結婚式の主役の2人が“それでいい”としているのであれば、別に良いと思います。
むしろ少人数での結婚式だからこそ、良い点もあります。
例えば、新郎新婦との距離が近く感動を共有できたり、一般的な結婚式よりも準備が楽になったりがあります。
結婚式は式場が大きいと新郎新婦の顔がよく見えないこともあり、何より招待客が多いために準備が大変です。
結婚式は大きくても小さくてもメリットデメリットがあり、どちらが良いというものではありません。
そのため、小さな結婚式が決してひどい訳でも、しょぼい訳でもないでしょう。
小さな結婚式とは?
小さな結婚式は、2000年4月に神戸で生まれました。
「結婚式にはお金がかかるからしない」という人が増え、泣く泣く結婚式を諦める人が多くなりました。
そんな人たちも結婚式を挙げて、結婚式の本当の意味を感じてほしいという思いから生まれたのが、小さな結婚式です。
小さな結婚式では、基本は少人数で行われ、さまざまなコストを下げて低価格で結婚式を挙げることができます。
チャペルでの式であれば77,000円から、和装で神社などでの式であれば95,000円からと、リーズナブルです。
プランもチャペルや神社だけでなく、リゾートでの式やレストランでの式などさまざま選ぶことができますよ。
これまでも10万組以上が小さな結婚式で式を挙げており、かなりの人気ぶりが伺えます。
小さな結婚式のデメリットを口コミから調査
小さな結婚式は“ひどい”や“しょぼい”と言われることはありますが、決してそんなことはありません。
ただ、小さな結婚式にはデメリットがあり、これを知らないと後悔してしまうかもしれません。
ここからは、小さな結婚式のデメリットをご紹介していきます。
安っぽいイメージがある
小さな結婚式は、安っぽいイメージがある方も多いです。
実際、知恵袋にもこのような質問があり、質問者はかなり不安に感じているようでした。
友人の結婚式に行くたびに、自分の結婚式と比べて不安になってしまいます。 友人のカラードレスは今風で可愛いのに、私のは古風で地味だなぁとか。みんなが私の結婚式に来て、安っぽい式だからお祝儀返してほしいと思ったらどうしようとか。
一番不安なのが、私が結婚式を挙げるリゾートホテルの駐車場に結婚式の相場が書かれていることです。[小さな結婚式8万円~]と書かれています。もちろん最低金額ですが。。。 自分の結婚式もかなり安く済ませていると思われそうで・・・すごく心配です。私の結婚式は、なんだかんだ150万円です。
引用元:Yahoo!知恵袋
小さな結婚式は、安いことを売りにしています。
HPにも金額が載せられていますが、式場の駐車場にも看板があるようで、載っている金額は最低料金なため、かなり安い金額です。
招待客が皆結婚式の費用を知ることができるため、質問者もかなり不安になったのでしょう。
もちろん最低料金なため、結局はオプション追加やグレードアップなどで金額は高くなります。
しかし、大々的に金額が載っていることで「安っぽい」と感じてしまう人も少なくありません。
招待客がたくさん呼べない
招待客がたくさん呼べないというデメリットもあります。
招待客は、親族だけでなくお世話になった人や職場の人、親しい友人などを呼びますが、式の規模によっては招待する人を厳選しなければなりません。
特に自分が結婚式に呼んでもらったことがある人は、自分の結婚式にも呼ぶことが多いです。
しかし、下記の知恵袋のように小規模な結婚式だと呼べない可能性もあります。
結婚式の招待客で悩んでいます。 小規模な結婚式にする予定なので、 招待客の人数にも限りがあります。 以前、結婚式に呼ばれた相手を呼ばないのは失礼でしょうか ? 呼ばないにしろ、近親者で行うためと、事前に連絡は入れるつもりですが。
引用元:Yahoo!知恵袋
招待客に限りがあるために人を選ばなくてはならず、悩む方も多いです。
たくさんの招待客が呼べると結婚式も盛り上がりますが、アットホームな感じにはできません。
招待客一人一人に感謝を伝えることもできるため、小さな結婚式のほうが合っているという人もいるでしょう。
チャペルが狭い
小さな結婚式は、規模が小さいためにチャペルも小さく狭く感じられます。
実際に、小さな結婚式を利用した方はこのような口コミを残しています。
写真で見てイメージしていたより、チャペルは狭いと感じました。
引用元:ウエディングパーク
ですが、少人数での結婚式なのでちょうどいいサイズだと思いました。
窓はありませんが、明るくきれいなチャペルです。
基本、人前式とのことでチャペルに十字架はありません。
キリスト教式で行う場合はプラス6万ほどかかります。
チャペルは狭いという声がありますが、少人数なのでちょうどいいサイズのようです。
確かに、立派なチャペルと比べると見劣りするかもしれませんが、少人数で近くから見守られて行う挙式も良いものではないでしょうか。
食事がしょぼい
小さな結婚式は食事がしょぼいとも言われています。
実際に小さな結婚式を利用した人は、このような口コミを残しています。
ランチで食べるぐらいなら、許せるかな?程度のイタリアン。たぶんお台場に行ってもわざわざ食事に行きたいと思わない。
引用元:ウェディングパーク
事前に試食していればよかったと思いました。人それぞれだと思いますが、味を確認してからコースを決めても良かったかなと。
引用元:ウェディングパーク
食事に関してはあまり良くない口コミが多かったです。
ランチ程度の食事なのでやはり“しょぼい”と感じてしまうかもしれません。
ただ、一般的な結婚式であっても食事がしょぼいことはあります。
小さな結婚式ではリーズナブルな食事プランだけでなく、高級ホテルやレストランのような食事を選ぶこともできます。
結婚式の食事は楽しみにしている方も多いため、少し高いプランを選ぶとしょぼくならず満足できるかもしれませんね。
小さな結婚式で後悔しそうな人は?
小さな結婚式を利用する場合は、デメリットがあり後悔もあるかもしれません。
では、どのような人が後悔してしまうのでしょうか?
ここからは、小さな結婚式で後悔しそうな人をご紹介していきます。
招待客が多い人
招待客が多い人は、小さな結婚式を利用すると後悔するでしょう。
小さな結婚式は小規模な結婚式がメインです。
挙式会場や披露宴会場は、他の結婚式場に比べて小さく、招待客が限られてしまいます。
小さな結婚式では、招待客は新郎側と新婦側を合わせても30~40名以下であることが多いです。
しかも、親族をメインに呼び、友人を呼ぶと職場の人はほぼ呼ぶことができません。
また、友人が多い人なども呼ぶ人を選ばなくてはならず難しいです。
招待客をたくさん呼びたい人や呼ばなくてはならない人は後悔してしまうかもしれません。
結婚式への思いが強い人
結婚式への思いが強い人も、後悔してしまうかもしれません。
結婚式は子どもの頃から憧れていた方もいるのではないでしょうか?
そういった方たちが思い描いている結婚式は、盛大な結婚式ではないですか?
小さな結婚式では、小規模な結婚式がメインなため、そこまで盛大な結婚式はできません。
そのため、思い描いていた結婚式ができずに後悔するかもしれません。
ただ、結婚式への思いが強くても「こじんまりとした式場で親族や親しい友人たちだけに祝ってもらいたい」と思っている方には、小さな結婚式が向いています。
自分の思い描く結婚式の規模が、式場と合わないと後悔するため、どんな結婚式が良いのかをしっかりと考えておくことが大切です。
格式にこだわりの強い人が家族・親族にいる
格式にこだわりの強い人が家族や親族にいる場合も後悔してしまうかもしれません。
今の親世代や祖父母世代は、まだまだ格式にこだわる方が多いです。
結婚式に対するイメージやこだわりも昔ながらの盛大な結婚式なことがあります。
さらに、結婚式場のグレードなどを気にする方もいるため、そういった方が家族や親族にいる場合、結婚式に招待してもあまり喜んでもらえないかもしれません。
後からネチネチ小言を言われたりすることもあり、せっかくの思い出が台無しになってしまう可能性もあります。
ストレスになってしまう場合は、新郎新婦同士だけでなく家族で相談したほうが良いかもしれません。
小さな結婚式のメリットは?
小さな結婚式の利用はデメリットがあり、場合によっては後悔してしまうかもしれません。
しかし、悪い事ばかりではありません。
ここからは、小さな結婚式のメリットをご紹介していきます。
アットホームな雰囲気
小さな結婚式は、アットホームな雰囲気で挙式や披露宴をすることができます。
小規模な結婚式の場合は招待客との距離も近くなり、表情もしっかりと確認することができます。
招待客側も新郎新婦の顔をちゃんと見ることができ、新たな結婚式を楽しむことができるでしょう。
小さな結婚式は悪いことばかりではなく、特性を活かして距離が近くアットホームな結婚式を行うことができます。
コスパが良い
小さな結婚式は、コスパが良い結婚式を行うことができます。
結婚式は300万円以上かかることもありますが、それだけかかっても良い式だったとは言えないことも…。
新郎新婦が主役ではありますが、ただのお披露目会になることも少なくありません。
しかし、小規模な結婚式であれば新郎新婦だけでなく、招待客も楽しみながら、全体の費用を抑えることができるため、コスパ良く結婚式ができるでしょう。
近年は特に物価高騰などの影響により、経済的に苦しい若者が増えています。
結婚式を挙げたいと思っていても、今後の生活や将来のことを考えるとなかなか1日のためにお金をかけることはできません。
小さな結婚式なら、全体の費用を抑えて今後の生活に備えることができるため、かなりコスパは良いと思います。
準備がラク
小さな結婚式は、準備が楽なこともあげられます。
一般的な結婚式では、招待客の選別から招待状の送付、会場の準備や料理選びなど準備にかなりの時間や手間を要します。
会場の広さや招待客の多さに比例して、準備の大変さも高くなっていくでしょう。
しかし、小さな結婚式では、新郎新婦だけの場合や新郎新婦とその家族だけの場合など、人数を絞って結婚式を挙げられます。
たとえ友達を呼んだとしても、そこまで多くの友達を呼ぶことはできないため、一般的な結婚式よりも手間はかかりません。
その分準備が楽になり、他のことに時間を費やすことができ、結婚式に対する考えも変わるかもしれません。
小さな結婚式の実際の費用はどれくらい?
小さな結婚式は、小規模でリーズナブルな費用で結婚式を挙げられますが、実際はどのくらいかかるのでしょうか?
小さな結婚式 横浜店での平均費用は42万円ほどとなっていました。
あくまでも平均であり、追加オプションや細かい点にこだわればその分料金は上がっていきます。
公式サイトでは10万円以下で結婚式が挙げられるように書かれていますが、最低限のプランで挙げれば最低料金で済むでしょう。
ドレスやタキシード、料理や引き出物などのグレードアップをすることで、追加料金が発生します。
100万円前後はかかってしまう可能性も十分に考えられます。
しかし、一般的な結婚式の場合は招待客も多く、300万円かかることもあります。
それを考えると、とてもリーズナブルだと言えるでしょう。
小さな結婚式のフォトウェディングとは?
小さな結婚式では、フォトウェディングプランも用意されています。
フォトウエディングは、式場で洋装もしくは和装で撮影するか、外でのロケーション撮影が選べます。
撮影時には新郎新婦だけでなく、家族やペット、友人などを交えての撮影も可能です。
とても思い出に残るフォトウエディングになるのではないでしょうか?
フォトウエディング後は、みんなでの会食もできるので、「撮影のためだけに集まってもらうのは申し訳ない」と思う必要はありません。
式を挙げなくても、良い思い出になるでしょう。
小さな結婚式の写真の出来上がりの評判は?
小さな結婚式での写真の出来上がりの評判は以下のとおりです。
公園の中の森林やお花をうまく活かしてくれて、奥行きを上手に使っていただいた写真だと感じました。きっちりと決めたショットもあれば、何気ないオフショット的なところもアドリブのように撮っていただけて、大満足でした。
引用元:Photorait
画質も良く、素敵な写真でした。
引用元:Photorait
表情が笑顔のショットが多くそれはそれでよいのですが、和装だったのもあり、かっこいいイメージのショットをもう少し増やしたかったなと思いました。
引用元:Photorait
写真の出来上がりはかなり好評のようで、画質も良い写真が多かったようです。
結婚式での写真は後から貰うことが多く、届くまでワクワクしますよね?
小さな結婚式での写真は、ワクワクした気持ちのまま見ることができるのではないでしょうか。
まとめ
今回は、小さな結婚式についてご紹介してきました。
小さな結婚式での式は、“ひどい”や“しょぼい”と感じる方もいるかもしれませんが、決してそんなことはありません。
自分の式でそんな風に感じないために、自分のニーズをしっかりと把握して、ニーズに合った式場を選ぶことが大切です。
近年は小規模結婚式も流行っており、小さな結婚式で式を挙げるメリットもあります。
悪いところばかりではなく、良い面もあるため利用してみてください。
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